ブコウスキーは若い頃に放浪をしている
年代はビートニクのケルアック等と同じで 彼にもロードムービー的な作品があり
ヒッピー達(若い人に判るだろうか^^)に熱狂的に支持された
私の大好きなホッファーさんも 若い頃には定職も持たず各地を点々と移動していた
あちこちで自由奔放な恋を拾っては置いてくるのも同じ
言うまでもなく アメリカは移住の民の国だ
彼らにとっては東から西に大陸を移動することでさえ 大したことではないのだろう
気に入った土地があれば そこで暮らせばいい
日本の民はどこか違う
土地に執着する民族らしい
勿論 就職や結婚によって故郷を離れる人も多い
可笑しかったのが 久慈に行った時の事だ
お鮨屋さんに入った
カウンター席の向かいにはちゃんと冷蔵ケースもあるのだが 半分は居酒屋風でもある店
メニューに串カツがあった
なんでこんな東北の地にと思ったら ご主人は名古屋の出身だった
嫁さんの実家がこっちなもので と苦笑しながら…
なんの意地か抵抗か自慢か知らないが 故郷の味も出したかったようだ
日本人代表として 寅さんも放浪している
だが 彼の場合はそれが商売だし ちゃんと帰る場所もある
日本人は こんものだ
各地を大した目的も無く点々と放浪している人なんて 実生活ではお目にかかった事がない
漂白の詩人くらいなものか(これだって立派な目的がある)
勿論 今のアメリカだって もうそんな時代ではないのかもしれない
土地や家を所有する者は それが大きければ大きいほど安易に移動は出来ない
仕事が絡めば尚の事だ
彼らだって美味しい職に簡単にありついていたら また違っていたかもしれないのだ
東京生まれ 東京育ち それ以外の土地で暮らしたことの無い私
人生の残りが少ないと感じたら 一切を整理して放浪人生を歩んでみたいと思う
帰るところの無い旅 命の終わるまで続く旅というものに強く憧れる
最高なのは客死
だが 住民票だの住居を借りるのには保証人だのビザがどうした その他面倒な手続きがあるかと思うと躊躇する
手続きというものが 大嫌いなのだ
ブコウスキーはドイツ移民
ロックな野郎どもに多くの彼のファンがいるのだが 実は彼は相当のクラシック好きだ
生粋のドイツ人と言える
揺らぐ事の無い根っこを持ちながら 風に乗ってフワリフワリと
ただ これは彼が若い頃の話で 人生の黄昏時にはすっかり落ち着いてしまっている
しかも健康の事を考えたり 死の影を意識したりもしているとなると
私の憧れも今だからなのだろうかと ちょっと自信も喪失する
年代はビートニクのケルアック等と同じで 彼にもロードムービー的な作品があり
ヒッピー達(若い人に判るだろうか^^)に熱狂的に支持された
私の大好きなホッファーさんも 若い頃には定職も持たず各地を点々と移動していた
あちこちで自由奔放な恋を拾っては置いてくるのも同じ
言うまでもなく アメリカは移住の民の国だ
彼らにとっては東から西に大陸を移動することでさえ 大したことではないのだろう
気に入った土地があれば そこで暮らせばいい
日本の民はどこか違う
土地に執着する民族らしい
勿論 就職や結婚によって故郷を離れる人も多い
可笑しかったのが 久慈に行った時の事だ
お鮨屋さんに入った
カウンター席の向かいにはちゃんと冷蔵ケースもあるのだが 半分は居酒屋風でもある店
メニューに串カツがあった
なんでこんな東北の地にと思ったら ご主人は名古屋の出身だった
嫁さんの実家がこっちなもので と苦笑しながら…
なんの意地か抵抗か自慢か知らないが 故郷の味も出したかったようだ
日本人代表として 寅さんも放浪している
だが 彼の場合はそれが商売だし ちゃんと帰る場所もある
日本人は こんものだ
各地を大した目的も無く点々と放浪している人なんて 実生活ではお目にかかった事がない
漂白の詩人くらいなものか(これだって立派な目的がある)
勿論 今のアメリカだって もうそんな時代ではないのかもしれない
土地や家を所有する者は それが大きければ大きいほど安易に移動は出来ない
仕事が絡めば尚の事だ
彼らだって美味しい職に簡単にありついていたら また違っていたかもしれないのだ
東京生まれ 東京育ち それ以外の土地で暮らしたことの無い私
人生の残りが少ないと感じたら 一切を整理して放浪人生を歩んでみたいと思う
帰るところの無い旅 命の終わるまで続く旅というものに強く憧れる
最高なのは客死
だが 住民票だの住居を借りるのには保証人だのビザがどうした その他面倒な手続きがあるかと思うと躊躇する
手続きというものが 大嫌いなのだ
ブコウスキーはドイツ移民
ロックな野郎どもに多くの彼のファンがいるのだが 実は彼は相当のクラシック好きだ
生粋のドイツ人と言える
揺らぐ事の無い根っこを持ちながら 風に乗ってフワリフワリと
ただ これは彼が若い頃の話で 人生の黄昏時にはすっかり落ち着いてしまっている
しかも健康の事を考えたり 死の影を意識したりもしているとなると
私の憧れも今だからなのだろうかと ちょっと自信も喪失する