気軽な一人身の上 あまり群れるのを好まない私ゆえか ひとり思いつきで行動することが多い
一度人と約束したならば守らなくてはならないという気持ちもあって このお正月はフリーにしておいた
そして今日 休暇が始まった時から漠然と考えていたお墓参りに行ってきた
我が家のドアから電車とバスを乗り継ぎ 多磨霊園の中を歩いて当家の墓に辿り着くまでは1時間半
父の運転する車で墓参していた頃のほぼ倍の交通時間を要するようになってしまった
お正月のお墓参りは 私の記憶する限りでは初めてのことであり
花は買えるのだろうか 誰も居なくて不気味なのだろうかと想像していたが
その想像をはるかに超えて人が多く また新しい献花が少なからず目についたのも驚きだった
考えてみれば仕事や諸々の理由で地方に住む人が この休暇を利用して来るということもあるだろう
新年にあたって一族の顔が揃ったとろで墓参り という家族もあるのだろう
片手には家から持参のバケツの入った袋 片手には一対の花を下げて 正門から15分墓地の中を歩く
覚えているのは区番だけで あとはところどころにある案内板と景色だけを頼りに進む
正門からの道筋は父が亡くなって以来の まださほど親しみのないものなので いまだ近道がわからない
それでもその回数も片手を超えてくると 馴染みの墓もできてくるから面白い
著名な人のお墓も数多くあり 管理事務所にはそのマップも置かれているが 子孫の方々はどう思われているか
それでもいつもながら ここなら分譲住宅一軒建っちゃうよなぁ とか
神道だとか 禅宗だろうかとか クリスチャンだとか 宗教を判定したり
故人の功績を讃えた碑なんかを見るのは 案外と楽しいものである
我が家の墓はたまげるほどではなかったが それなりに雑草はあり 1時間かけて奇麗にした
更に1時間をかけて墓石を洗い 花を飾り お線香をあげたあと 持参したお酒とお節で一緒に?乾杯をした
あの世も魂も 現世の人の作り事と思いながらも 何となく彼らがどう言うかを想像するのも可笑しい
父は昔 こうして墓石を洗っているとね 故人の身体を洗ってあげているような気がするんだ と言っていたが
今日 まさに同じ事を私も感じた
だからおそらく あ~気持ちがいい さっぱりしたよ そう父は言うだろう
母は せっかくの休みなんだから家でゆっくりしてたらいいのに と半分嬉しく半分気遣い
祖父はこの世で会ったことがないので ちょっと不明
祖母は おそらくお財布を探して 私にお年玉をくれようとするだろう(ポチ袋を持っていくんだった^^)
帰り支度をして いつものように じゃね!また来るね と
来た道とは違う道を歩きながら真っ青な空を見上げると 昼間の白い月がうっすら浮かんでいた
それは笑っている目のような 小さな三日月で
ただそれだけのことなのに 何故かとても嬉しかった
一度人と約束したならば守らなくてはならないという気持ちもあって このお正月はフリーにしておいた
そして今日 休暇が始まった時から漠然と考えていたお墓参りに行ってきた
我が家のドアから電車とバスを乗り継ぎ 多磨霊園の中を歩いて当家の墓に辿り着くまでは1時間半
父の運転する車で墓参していた頃のほぼ倍の交通時間を要するようになってしまった
お正月のお墓参りは 私の記憶する限りでは初めてのことであり
花は買えるのだろうか 誰も居なくて不気味なのだろうかと想像していたが
その想像をはるかに超えて人が多く また新しい献花が少なからず目についたのも驚きだった
考えてみれば仕事や諸々の理由で地方に住む人が この休暇を利用して来るということもあるだろう
新年にあたって一族の顔が揃ったとろで墓参り という家族もあるのだろう
片手には家から持参のバケツの入った袋 片手には一対の花を下げて 正門から15分墓地の中を歩く
覚えているのは区番だけで あとはところどころにある案内板と景色だけを頼りに進む
正門からの道筋は父が亡くなって以来の まださほど親しみのないものなので いまだ近道がわからない
それでもその回数も片手を超えてくると 馴染みの墓もできてくるから面白い
著名な人のお墓も数多くあり 管理事務所にはそのマップも置かれているが 子孫の方々はどう思われているか
それでもいつもながら ここなら分譲住宅一軒建っちゃうよなぁ とか
神道だとか 禅宗だろうかとか クリスチャンだとか 宗教を判定したり
故人の功績を讃えた碑なんかを見るのは 案外と楽しいものである
我が家の墓はたまげるほどではなかったが それなりに雑草はあり 1時間かけて奇麗にした
更に1時間をかけて墓石を洗い 花を飾り お線香をあげたあと 持参したお酒とお節で一緒に?乾杯をした
あの世も魂も 現世の人の作り事と思いながらも 何となく彼らがどう言うかを想像するのも可笑しい
父は昔 こうして墓石を洗っているとね 故人の身体を洗ってあげているような気がするんだ と言っていたが
今日 まさに同じ事を私も感じた
だからおそらく あ~気持ちがいい さっぱりしたよ そう父は言うだろう
母は せっかくの休みなんだから家でゆっくりしてたらいいのに と半分嬉しく半分気遣い
祖父はこの世で会ったことがないので ちょっと不明
祖母は おそらくお財布を探して 私にお年玉をくれようとするだろう(ポチ袋を持っていくんだった^^)
帰り支度をして いつものように じゃね!また来るね と
来た道とは違う道を歩きながら真っ青な空を見上げると 昼間の白い月がうっすら浮かんでいた
それは笑っている目のような 小さな三日月で
ただそれだけのことなのに 何故かとても嬉しかった