どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

たとえセンター長にはなれなくとも

2010年09月25日 | 日記
会社のある都会では 宅急便の配達は大きなカーゴを押してのアシを使っての作業である

ブロックを担当する数人とは 自然と顔なじみになる

その中に 若者が一人いる

若いといっても20代後半か よくは知らない

その彼がす~さんと同じ町の生まれで 地元でも時々顔を合わせるそうだ

先日の朝 会社のビルの1階で配達に向かう彼と出会った

エレベータを待つ間 彼と話をした


ちょっと痩せたんじゃない?今年はきつかったでしょう~

痩せましたよ 今年はめちゃくちゃきつかったっすねぇ~

若い頃やんちゃだったらしい彼は こんな口調で話す

○○さん(す~さんのことだ) 何にも買ってくれないし・・・

ちなみに 宅配便の会社はお取り寄せの商品も販売している

その売り上げの順位を競う期間もあって そんな時は お願いします~なんて言ってパンフレットを置いていくのだ

まだ景気の良かった頃 す~さんは色々と買ってあげていたし 私も付き合いで買ったこともあるのだが

昨今の収入減!

特に お小遣いを仕分けの対象とされて40%もカットとなったす~さんは 最近買うどころではない

そのことなのだ

それにセンター長試験の面接でもおっこっちゃったし・・・ と彼

今 へこんでるんすよ

へぇ~ でも上を目指すなんて偉いじゃない

だめなんすよね~ 俺 だらしないから

(うん そんなところありそうだ)

いいじゃない 自分のだめなところがわかっているなら それを直していけばいいんだから

と 私は彼を励まして別れた


あとで す~さんにそのことを話したら あいつはセンター長なんて柄じゃないと一刀両断

確かにそうかもしれない

でも 子供の頃やんちゃ者だった彼が身体勝負のこの世界に入って やっと正社員にまでなって

そして たとえ分不相応だとしても上を目指すというその心意気に 私は気持ちの良いものを感じた

彼がこの先もくさることなく 反省しつつ 少しでも向上しながら前に進むことを願っている

たとえセンター長にはなれなくとも 家族を支える長としての仕事は 長くしっかりと続けて欲しい

それはそれで いいじゃん!
コメント
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