どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

トマトが・・・

2018年09月11日 | 日記
雨の心配も無さそうなので 徒歩15分ほどの大型スーパーに歩いて行く

気温が低くなったせいか今日は長袖の人が目立つけれど 私はいつもと同じ半袖のTシャツ

退職以来の夏 以前はほとんど着なかったTシャツばかりで過ごし シャツを着るのは初夏の頃とお出かけの時だけになってしまった


普通の日の午前中の大型スーパーは 食品売り場以外はお客はまばらである

特に今はEC(Eコマース=ネット販売)が増えたために アメリカのトイザラスを持ち出すまでもなく こうした実店舗の事業展開が難しくなってきていることは私でも見ていてわかる

私は極力品物は実物を見て買いたいほうだし 何であれものを買って帰る時のあの気持ちが好きなので 家で届くのを待つなんて出来るだけしたくない

なによりもせっかちということもあるだろうけれど 買い物は太古の頃に味わった狩猟採取の喜びと同じものがある ように思っている

この先どんどん実店舗が減っていくとしたら ひとはきっと何かを失うことになると確信している(少なくとも私はそう)

その閑散とした売り場で いきなり老人男性の大きな声が響いた

何事かと思って声の方を振り向いたら 近くの主婦に何やら聞いている様子

どうやらこのスーパーのテナントとして入っている格安ヘアカットのお店の場所を尋ねているらしいのだが 主婦らしい人はいきなり聞かれて不安に思ったのか 困った顔をして私に目を合わせてきた

上の階にあることを教えてあげたら 階段はどこかなと言うので連れて行ってあげることにした

少し前にも駅近くでタクシー乗り場がわからないという人がいたので 乗り場まで案内したことがある

以前のわたしだったら そこまではしなかったと思う

年をとったことで恥じらいも減り また精神的に そして時間にも余裕ができたためだろうと感じている

けれども本当は どんな状況にあっても心に余裕を持てるひとがよい

健康や経済的安定を失い 悩み多ければそれは難しいことだろうけれど


ところでせっかく行ったのに 残念ながら例のトマトは入荷していなかった

天候不順その他(北海道の地震など)でトマトの品ぞろえが不規則になると書かれた紙を見て 納得するしかなかった 

コメント (4)
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