ついに東海地方にまで梅雨前線が迫ってきた
東京もこれ もう梅雨でしょうと思うが 宣言されようがされまいがそんなことはどーでもいい
現実は鬱陶しい梅雨空
それでなくても晴れない心に暗雲たちこめる
気晴らしに先日買った『鏡の背面』を読み始めた
おもしろい!
この本を知ったのは 私の記憶によれば 作者の篠田節子さんがラジオの深夜便で話された時だった
じきに図書館に入ったが 予約者がすらり
そのうちにと思っていたら世の中がこんなことになってしまい 先日ブックオフで手に入れたのだ
私財を投じてシェルターを運営していた「先生」が 火事の時に自分を犠牲にして入所の女性と赤ん坊を救った結果 彼女は亡くなった
ところがその後の身元確認で 本人ではなく なんと殺人の容疑をかけられたこともあり 周囲で何人もの男性が不自然な死に方をしている女性だったということがわかったのだ
どこで入れ替わった?
何があった?
冒頭から火事の場面なので ぐいぐいと引き込まれる
そのような毒婦が なぜこのような慈善事業を引き継いだのか
誰からも慕われ 尊敬された「先生」は本当に毒婦だったのか
結末と 描きたかったことはなんだろうか
残りは五分の一
お楽しみは明日