今年初の隣駅までの散歩(と買い物)に行く
9時に家を出てから スーパーのはしご
気が付けばもう節分の豆に加えて バレンタインデーのチョコレートもちらほら
我が町には無いスーパーのお菓子売り場を見ていたら カートをいっぱいにした私より年上のご婦人が おいしそうなものばかりでまた太っちゃうわと 誰に言うでもなく独り言を
心の中で大きく何度もうなずく私
あれも食べたい これも欲しいと思いつつ我慢するくらいなら見なければ良いと思うのに 確認したい私
その時の私って どんな目つきをしているのだろう
物欲しげな 怨みいっぱいの悲しげな目をしているのかもしれないなあ
あっちに寄り こっちに寄りして 最後に家の近くのブックオフに寄って本を買う
書店は主に今の本を売っているが ブックオフにあるのは少し前にベストセラーになったものと そして昔の本
書店にはもう並んでいなかったり 探さない限り私の目にはあまり触れずに終わりそうな本に ここで出会うことがある
その出会いが私には面白くて 宝探しの感覚でついつい寄ってしまうのだ
今日見つけたのは 丸谷才一『無地のネクタイ』(岩波書店)
亡くなったあとに出版されたものらしい
ずっとコンビで装丁を担当していた和田誠の表紙も懐かしい(その和田さんも亡くなってしまった)
きわめて美品なのにこれで税込み370円とは 手放した方に感謝です!