連休最終日 冬ならば暖かい日だろうが 寒く感じる
買い出しに出かけた帰り 二軒先の並びの家の人が 高枝切狭で花のついた枝を落としていた
もしよかったら持っていかれませんか? と声をかけられる
そういえば さっきすれ違った人が黄色い花のついた枝を下げていたっけ
ミモザアカシヤだそうだ
傘立てのような陶器に「ご自由にお持ちください」と書いた紙が貼ってあり そこに枝が何本か入っている
両手と肩に荷物がいっぱいだったのでそれを理由に断ったら ここに置いてありますから後ででも と言われてしまった
ありがとうございますと お礼だけ残す
ニャンコの遊び場だったり 雑草の繁殖地だったりして 草取りにも植木の剪定にも苦労させられたけれど それでも庭を恋しく思い出すこともある
土の匂い 花の香り 雨に濡れた草木の緑 枝の間を抜けてそよぐ風
今も時々 花や緑を生活の中に入れるという誘惑に負けそうになるが 切り花一本入れずにきている
せっかくのご厚意を断って申し訳ないのだが この家に生き物は私一人で良いと 今のところはそう思っている(微生物は別)