昨夜 何かの音で目が覚めた
今考えても何かはわからないのだが たぶん 電話の子機の電源が切れた音ではなかったか
なんだろうと灯りをつけようと思ったら つかない
と カタカタと揺れ始め それが次第に強くなってきた
地震だ!
懐中電灯を取り出し 洗面室の照明スイッチをオンにしたが灯りはつかず 見れば便座の電気も切れている
そうか 停電か
外を見ると マンションや街頭 看板などの灯りはついているではないの
我が家だけ? と思っていたら 突然見える限りの世界が闇に包まれた
真っ暗というのは こういうことを言うのか
いっさいの灯りが消えた世界を見たのは 記憶する限り初めてかもしれない
起きていても仕方がないのでまた眠ることにしたが そういえば冷蔵庫の品物や冷凍食品はどうなるのか 氷はあまり無いから溶けても大丈夫だなとか 明日 お風呂に入る前にガス復旧をしなくちゃいけないかなと 色々考えてすぐには眠れない
そうしているうちに 小窓の向こうがいつもの明るさを取り戻した
停電が終ったか!
灯りがつくのを確かめてから 眠った
何時もの通りに5時起床
久しぶりに寝不足を感じるが とりあえずガスの確認から
ついた!
11年前の地震の時には停止してしまい 自分で復旧作業をしたから 今回はあそこまでは大きくなかったということか
ラジオでは地震の話でもちきり
被害は無かったわけではないが それでも津波も小さく 大きな被害は避けられたようで まずは一安心
それにしてもなぜ広範囲に停電が起きたのかと思っていたら その理由がラジオの解説からわかった
数年前の北海道での地震の時 全道が停電しブラックアウトという状態になった
その時の教訓を生かし 発電所を守り安定供給をするために アトランダムに地域を選んで電源を落とすのだそうだ
どこかが被害を受けての停電ではなく 意図的に停電させるということを知らなかった
だから 比較的短時間で停電が終ったのか
忘れた頃にやってくる災害
自ら停電状態を経験して どうなるのか 何が必要なのかを知るのも良いかもしれない