今日も暖かく しかしこれも今日までらしい
今年もあと2週間ともなれば もう「年の瀬」という言葉を使っても間違いではないかと思う
図書館に予約した本を受け取りに行くついでに 買い物をして帰る
年の瀬の日曜日の街は 何やら慌ただしく見える
時折 自分の年齢について不思議な気持ちになることがある
若いだとか老けているとかは別にして 数字が毎年一つずつ増えていく ただそれだけのような気がして 自分の年齢がわが身とは別のところで一人歩きしているように感じる
そして 親が今の私の年齢だった時は とよく考える
その頃の自分を思うと少しうなだれてしまうし 今の自分を鑑みてもやっぱり少しうなだれる
また 両親との年齢差が変わることはないはずなのに こうして二人とも亡くなって久しくなるとその差が小さくなっていくような気がして とても奇妙な気持ちになる
つい少し前には(実際にはふた昔も前になっているのだが)母の年齢だったはずのそれに いつの間にか私がなっている
もしも母が長生きをしていたら そして今も生きていたら この奇妙な感じは味合うことは無かったのだろうか
誰もが抱く気持ちなのか 知りたくなる