今年は異常にクマが人間のテリトリーに出没しているという
連日に近く 日本の各地から発見のニュースがあがっている
気候変動のせいだとか そのために食べるものが減っているとか あるいは森林の整備が行き届かないせいだとか 果ては捕獲の制限だとかマタギ不足だとか
原因は一つではなく(何でもそういうものだが) きっと複合的なものなんだろうけれど
クマの走る速さといったら 人間なんかとても太刀打ちできないというし 文字通り熊手のような爪をつけたグローブのような大きな手で一発殴られただけで もうノックアウトだろう
それに 人間の肉の味を一度知ったら(美味しいのかどうかはわからないが 腹の足しくらいにはなるだろう)そのクマはもう殺すしか無いという話を聞くと そうかもしれんと思う
で 絵日記にクマを描いたこともあるのだが 今回は森に棲む動物として「カモシカ」を描いてみた
昔 丹沢でシカを見たことがあるのだが あまりカモシカとの違いを考えたことがなかった
いわゆるシカは正確にはニホンジカといい 7つの亜種があるらしい
奈良のシカはホンシュウジカというらしく 天然記念物だって
奈良県出身の塚ちゃんは 奈良のシカは神様の使いだと言っていたが 私は 沢山の動物がふら自由に自由に歩き回る姿はあまり好きでは無く ちょっと扱いが甘すぎるのではないかと思っている(と言うと 袋だたきにあうかも)
で カモシカをじっくり見たら あれぇ? 足 そんなに細くないような・・・
「カモシカのような足」って言わなかったっけ?
なかなかにしっかりした足を持っていて カモシカはシカ科ではなくてウシ科なのだと知ってびっくりするも じっくり姿を見ればなるほど納得
どうやら 細い足を持つ同じ漢字で表現する別の動物と間違ったために 「カモシカのような足」という言葉ができてしまったらしいのだが 最近はこの表現も使わなくなっているかもしれない
写真のカモシカの目の下にもう一つ目のようなものが見えたので 他の写真を見たところ どの個体にもそれがある
眼下腺というもので ここから出る分泌物を木などにこすりつけてマーキングをするのだそうだ
たかが絵日記を描くだけなのだが こんなことを知ると楽しさも倍増する