明日早朝の出発便に乗るため 今夜は成田のホテルに泊まっている友と メールの交換をする
多くの人はラインだろうけれど 私はラインをやらないし 友人も私も携帯での文字入力は苦手なこともあって 短い文章のラリーなのが可笑しい
友は落ち着かないのだろう
もうすでに友の姉からのラインは途絶え このところ状況を知らせてくれる姪からのメールは 日に日に悪くなっていることを示している
深夜近くに到着予定なので空港の近くに泊まる予定だったが その余裕も無くなったようで 今日になって空港まで迎えに行くからと姪から連絡があり それはもう危篤状態になったことを示している
ホテルでビールを飲んでいても 酔いもせず 眠くもならないのは やはり彼女の神経が高ぶっているせいなのだろう
この距離と時間が なんともじれったい
軽い冗談を言い合うも かける言葉が見つからず ただただ祈っていると伝えてメールを終えた
祈りって何?
信仰心の無い私は 一体何に祈りを?
私のは 願掛け?
いやちがう
何とは言えないけれど 宇宙の核のようなもの 人なんかが関わることもできないような唯一無二の何か 私はそれに祈ったのだと思う