小沢昭一さんが書かれた、「道楽三昧(遊び続けて八十年)」を読みました。
小沢昭一さんと言えば、俳優の他に、俳句、大道芸等、多彩な才能を発揮している人です。
もう80歳になられるのですね。
生涯現役を実践している貴重な方です。
私よりも20歳近く先輩ですが、少年時代の遊びは、私とほとんど同じです。
「べいごま・めんこ・ビー玉」、懐かしいですね。
私も子供時代は、「べいごま・めんこ・ビー玉」全て経験していますが、何といっても「べいごま」ですね。
「べいごま」は、鉄製の小さなコマです。
バケツの上にゴム製のシート(魚屋さんの前掛けのようなもの)を被せて、バケツの周囲を紐で結え、ゴムシートの中央部を少しへこませて固定します。
これを床と言います。
この床のゴムシートの上で複数(2個が多い)の「べいごま」を回し、どちらかの「べいごま」が床から出ると勝負がつきます。
勿論、残っているコマが勝ちになります。
勝利者は敗者の「べいごま」を手に入れることができます。
つまり、子供の賭博ですね。
この「べいごま」は、賭博の要素があること、「べいごま」加工技術、「べいごま」回転技術が要求されるため、子供時代の私の興味を大きく惹いたのです。
「べいごま」加工技術とは、「べいごま」の周囲をある角度で削り(鋭角にする)相手の「べいごま」の下から弾き飛ばすようにします。
「べいごま」の周囲をある角度で削るときに、当時は、竹の棒の先端に裂け目を入れて、そこに「べいごま」を挟み、道路上で走りながら削っていました。
当時の道路は、車の通行量が少ないため、子供の「べいごま」加工道具となっていました。
「べいごま」を先に床に入れて回転させた方が、床の中心部で相手の「べいごま」を待ち受けることができるため有利ですが、回転技術のある子供は、自分の「べいごま」を相手の「べいごま」の上から「べいごま」の端の部分に落下させて、はじき出すという高度なテクニックを使用することができます。
私も、この高度なテクニックを使用して、かなり稼いでいました。
この本に、夏目漱石の「道楽と職業」という記述が引用されていました。
「職業というものは要するに人の為にするものだという事に、どうしても根本義を置かなければなりません。・・・此の自己を曲げるという事は成功には大切であるが心理的には甚だ嫌なものである。・・・苟も道楽である間は自分い勝手な仕事を自分に適宜な分量でやるのだから面白いに違いないが、其の道楽が職業と変化する刹那に今まで自己にあった権威が突然他人の手に移るから快楽が忽ち苦痛になるのは已むを得ない」
職業も自分のためにするのであれば、道楽ということになります。
私の現在の仕事は、自分の好きな時間に、好きな事をしていますので、職業=道楽ということになります。
恵まれていますね。
今後も、職業=道楽の関係を維持しながら、楽しく、ノンビリと仕事をしていきます。
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小沢昭一さんと言えば、俳優の他に、俳句、大道芸等、多彩な才能を発揮している人です。
もう80歳になられるのですね。
生涯現役を実践している貴重な方です。
私よりも20歳近く先輩ですが、少年時代の遊びは、私とほとんど同じです。
「べいごま・めんこ・ビー玉」、懐かしいですね。
私も子供時代は、「べいごま・めんこ・ビー玉」全て経験していますが、何といっても「べいごま」ですね。
「べいごま」は、鉄製の小さなコマです。
バケツの上にゴム製のシート(魚屋さんの前掛けのようなもの)を被せて、バケツの周囲を紐で結え、ゴムシートの中央部を少しへこませて固定します。
これを床と言います。
この床のゴムシートの上で複数(2個が多い)の「べいごま」を回し、どちらかの「べいごま」が床から出ると勝負がつきます。
勿論、残っているコマが勝ちになります。
勝利者は敗者の「べいごま」を手に入れることができます。
つまり、子供の賭博ですね。
この「べいごま」は、賭博の要素があること、「べいごま」加工技術、「べいごま」回転技術が要求されるため、子供時代の私の興味を大きく惹いたのです。
「べいごま」加工技術とは、「べいごま」の周囲をある角度で削り(鋭角にする)相手の「べいごま」の下から弾き飛ばすようにします。
「べいごま」の周囲をある角度で削るときに、当時は、竹の棒の先端に裂け目を入れて、そこに「べいごま」を挟み、道路上で走りながら削っていました。
当時の道路は、車の通行量が少ないため、子供の「べいごま」加工道具となっていました。
「べいごま」を先に床に入れて回転させた方が、床の中心部で相手の「べいごま」を待ち受けることができるため有利ですが、回転技術のある子供は、自分の「べいごま」を相手の「べいごま」の上から「べいごま」の端の部分に落下させて、はじき出すという高度なテクニックを使用することができます。
私も、この高度なテクニックを使用して、かなり稼いでいました。
この本に、夏目漱石の「道楽と職業」という記述が引用されていました。
「職業というものは要するに人の為にするものだという事に、どうしても根本義を置かなければなりません。・・・此の自己を曲げるという事は成功には大切であるが心理的には甚だ嫌なものである。・・・苟も道楽である間は自分い勝手な仕事を自分に適宜な分量でやるのだから面白いに違いないが、其の道楽が職業と変化する刹那に今まで自己にあった権威が突然他人の手に移るから快楽が忽ち苦痛になるのは已むを得ない」
職業も自分のためにするのであれば、道楽ということになります。
私の現在の仕事は、自分の好きな時間に、好きな事をしていますので、職業=道楽ということになります。
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