熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

弁理士研修

2009-10-21 22:48:52 | Weblog
弁理士会主催の研修「ライセンス契約 第2回目」を受講してきました。

第1回目の「著作権・商標権のライセンス契約」に続いて、第2回目は、「特許ライセンス契約」です。

講義は、「特許ライセンス契約の考え方」「共同研究・委託開発契約・産学連携」「知的財産権戦略(事例による研究)」の3部構成です。

企業のコンサルティングで、特許ライセンス契約書の作成を頼まれることがあるため、基本的なスキルはありますが、今回の研修は、実務に即した内容となっていたので、大変参考になりました。

やはり研修は、実践的な内容のほうが良いですね。
基礎的な知識は自己啓発で獲得できますので、実務経験者による実践的な研修が望まれます。

この研修でも、講師の方が協調していましたが、ライセンス契約業務を行う際に、先ずクライアントのビジネスについての理解が必要です。
クライアントのビジネスを理解した上で、想像力を大いに働かせて、将来起こりうるビジネス上のトラブルを想定し、そのトラブルを防止するための法的措置を講じていきます、

ライセンス契約も発明創出と同様に、いかに想像力を発揮するかが成功のキーワードです。

クライアントが思いつかない問題点を指摘して、未然に防止する措置を提案できれば、クライアントの信頼を獲得することができます。

コンサルタンとの腕の見せ所ですね。

ライセンス契約作成は、弁理士に向いている業務であると思います。
技術・法律・ビジネスの内容を正確に理解して、想像力を働かせることは、弁理士の得意技ですからね。

ライセンス契約作成と、その関連・発展業務を取り込めば、結構、特許コンサルティングだけでも生計が成り立つのではと、思います。

多くの弁理士の積極的な取り組みを期待しましょう。



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