半田正夫さん著作の「著作権の窓から」を読みました。
半田正夫さんと言えば、著作権法の大家で、数多くの著作権法に関する書籍の著者でもあります。
私も「著作権法概説」を読ませていただきました。
「著作権の窓から」は、「著作権法概説」のような著作権法の研究書ではなく、半田正夫さんが長い研究生活の間に知りえた著作権にまつわるエピソードをもとに、わかりやすくまとめたものです。
ご自分が担当した事件についての記述も多く、事件の舞台裏などは、当事者以外には知りえない事柄で、興味深く読みました。
特に、コンピュータプログラムを著作権法と特許法の何れの法律で保護するかの争いは、なかなか読みごたえのあるものです。
コンピュータプログラムを著作権法で保護することになったのは、文化庁としては一応面目を保ったものの、大変な鬼っ子を背負い込んだことになっています。
何しろ、急速なIT革命により、プログラムの関係しない分野はほとんどなくなり、著作権法の領域もこの影響を大きく受けることになります。
すなわち、コンピュータプログラムに関連する条項の改正を毎年行わなければならない羽目になってくるのでは、ということです。
文化庁は後悔しているのではないでしょうか。
著作権法を勉強するのが楽しくなるような本です。
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半田正夫さんと言えば、著作権法の大家で、数多くの著作権法に関する書籍の著者でもあります。
私も「著作権法概説」を読ませていただきました。
「著作権の窓から」は、「著作権法概説」のような著作権法の研究書ではなく、半田正夫さんが長い研究生活の間に知りえた著作権にまつわるエピソードをもとに、わかりやすくまとめたものです。
ご自分が担当した事件についての記述も多く、事件の舞台裏などは、当事者以外には知りえない事柄で、興味深く読みました。
特に、コンピュータプログラムを著作権法と特許法の何れの法律で保護するかの争いは、なかなか読みごたえのあるものです。
コンピュータプログラムを著作権法で保護することになったのは、文化庁としては一応面目を保ったものの、大変な鬼っ子を背負い込んだことになっています。
何しろ、急速なIT革命により、プログラムの関係しない分野はほとんどなくなり、著作権法の領域もこの影響を大きく受けることになります。
すなわち、コンピュータプログラムに関連する条項の改正を毎年行わなければならない羽目になってくるのでは、ということです。
文化庁は後悔しているのではないでしょうか。
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