熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

失敗から学ぶ

2010-10-14 22:24:12 | Weblog
野村監督の言葉に「負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり」というのがあります。

これは、勝ちには多分に運が作用するが、負けには必ず原因があるので、失敗から学ぶことが大切だという意味です。

弁理士会主催の研修を受講したときに、講師のお一人がこの言葉を引用していました。

研修の内容は、後日ブログで報告しますが、今日は、この言葉の意味について考えてみたいと思います。

成功から学ぶのか、それとも失敗から学ぶのか。
これは良く議論されることで、研修でこの言葉を引用した講師の方は、失敗から学ぶべきだと言っていました。

そしてご自身の弁理士試験、司法試験について触れ、合格体験記は役に立たない、とも言っていました。
講師の説明によると、合格率5%の超難関試験の合格者の合格体験記を読んでも、5%の人にしか役に立たないわけで、むしろ失敗体験から学ぶべきだというのが理由だそうです。

この方の説明によれば、短期合格者の体験談は参考にならないということになりますね。
失敗を体験せずに合格したのですから、せいぜい5%の人にしか役に立たない体験記ということです。

私もこの方の意見に賛成です。
受験生の一人ひとりは、環境が違いますので、短期合格者の勉強方法が万人に通用するものではないことは明らかです。

この方の理屈でいえば、口述試験の合格体験談は、参考になることになりますね。
口述試験の合格率は90%以上でしょうから、大いに参考になるわけです。

私の経験でも口述試験の合格体験談は参考になりました。
特に、参考書、口述模試の活用方法、口述試験問題情報の入手方法等が参考になりました。

成功から学ぶのか、失敗から学ぶのか。

両方から学ぶ手もありますね。




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