熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

カラオケ著作権

2010-10-26 23:00:12 | Weblog
何だか怪しげな商売が横行しているようです。

カラオケの特許権が買えると誤解させ、高額の証書を売り付ける業者とのトラブルが増えているそうです。

「人が歌うたびに配当がもらえる」などと勧誘され1300万円を支払った高齢者もおり、消費者庁と国民生活センターが注意を呼び掛けています。

消費者庁によると、カラオケ発明者の著作権の一部とされる証書を1口約150万円で買うよう迫られたとの相談が、昨年7月以降、全国で53件あったそうです。

「ロイヤルティー(特許権・著作権などの使用料)が年60万円入る」などと説明され、うち13件は実際に購入。1300万円払った人もいたそうです。

 文化庁には、カラオケの発明者として知られる井上大佑さんの発明メモなどの著作権が2万口に分割され登録されており、業者はこれをもとに勧誘しているのではと思われます。

ちなみに、井上さんはカラオケの特許は取得していません。

特許権や著作権の知識が少ない高齢者を狙った詐欺的商法のような気がします。

知的財産権を利用した悪徳商法は許せませんね。

弁理士会も警告を出した方が良いのでは。





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コメント
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