熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ニュースの伝え方

2011-12-17 21:08:18 | Weblog
韓国意識調査の結果を2つのテレビ局が伝えていましたが、その見出しが大きく異なっていました。

1つのテレビ局は、「韓国の意識調査によると、半数近くの人が、自分は下流に属すると考えていることがわかりました」と伝えていましたが、他のテレビ局は、「韓国の意識調査によると、半数を超える人が、自分は中流に属すると考えていることがわかりました」と伝えていました。

正確な数値は、
①上流に属すると考えている人:1.9%
②中流に属すると考えている人:52.8%
③下流に属すると考えている人:45.3%
です。

テレビ局の伝えていることは事実ですが、視聴者が受ける印象は大きく違いますね。

妥当な伝え方は、「韓国の意識調査によると、自分が中流に属すると考えている人と中流に属すると考えている人の割合がほぼ半数に別れていることがわかりました」でしょうか。

新聞、週刊誌、テレビは、ある意図する方向にリードするような記事、報道をすることがあるので、注意が必要です。

テレビのテロップ、新聞・週刊誌の見出しに惑わされてはいけません。
正確なデータをジックリ見てから判断したほうがいいですね。
データを隠して報道するようなメディアであれば、読まない、見ないことですね。

政府や政党のメッセージも同様な問題を抱えています。

正確なデータ、資料を出さない、資料提供元を明らかにしない等の隠し事が多い機関は、全てにおいて信頼が置けませんね。




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