「脱グローバル論 ー 日本の未来のつくりかた ー 」を読みました。
元大阪市長の平松邦夫さんが主催する「公共政策ラボ」が開催したシンポジュームの内容をまとめた本です。
日本のこれからの社会のありかたを、できるだけ広い射程で、中期的なところまで見通して自由に討議する場から生まれた本です。
最近の総選挙で、グローバリズムとナショナリズムの一体的な組織が支配的なイデオロギーになりつつあります、
この本は、支配的なイデオロギーの流れに逆らって、反グローバリズムの理論的基礎を形成しようとするもので、幅広い考え方からグローバリズムの是非を考えることが必要だと思う方に読んで欲しい本ですね。
日本におけるグローバル化の実質は、国民国家が弱者のために担保してきた諸制度を無駄使いで非効率的だと誹るもので、できるだけ民営化して儲かるシステムに設計し直すというものです。
この結果、医療が危機に陥り、教育が荒廃し、司法と行政が不可逆的な劣化過程になりました。
驚くべきなのは、このような状況を国民が賛同していることです。
グローバル化の是非を冷静に考えてみたいと思っている方には、お勧めの一冊です。
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日本のこれからの社会のありかたを、できるだけ広い射程で、中期的なところまで見通して自由に討議する場から生まれた本です。
最近の総選挙で、グローバリズムとナショナリズムの一体的な組織が支配的なイデオロギーになりつつあります、
この本は、支配的なイデオロギーの流れに逆らって、反グローバリズムの理論的基礎を形成しようとするもので、幅広い考え方からグローバリズムの是非を考えることが必要だと思う方に読んで欲しい本ですね。
日本におけるグローバル化の実質は、国民国家が弱者のために担保してきた諸制度を無駄使いで非効率的だと誹るもので、できるだけ民営化して儲かるシステムに設計し直すというものです。
この結果、医療が危機に陥り、教育が荒廃し、司法と行政が不可逆的な劣化過程になりました。
驚くべきなのは、このような状況を国民が賛同していることです。
グローバル化の是非を冷静に考えてみたいと思っている方には、お勧めの一冊です。
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