熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

勲章拒否

2015-01-05 08:18:05 | Weblog
所得格差の問題などに関する著書「21世紀の資本」が日本などでベストセラーとなっているフランスの経済学者、トマ・ピケティ氏が、仏政府が同氏への授与を決めたレジオン・ドヌール勲章シュバリエ(5等)を拒否すると表明したそうです。

ピケティ氏はAFP通信に対し「誰が名誉ある人物かを決めるのは政府の役割ではない。政府は、フランスや欧州の成長回復に注力すべきだ」と語っていました。

レジオン・ドヌールは、後に皇帝となるナポレオンが1802年に創設したが、仏政府への批判や無関心などを理由に、作家のカミュやサルトル、画家モネ、放射能の研究で知られるキュリー夫妻ら数多くの仏著名人がこれまで叙勲を拒んでいますね。 

「誰が名誉ある人物かを決めるのは政府の役割ではない」という意見は賛同できますね。

政府による恣意的な授与という匂いがプンプンしますからね。

日本でも多くの方が文化勲章の授与を拒否しています。

例えば、大江健三郎さんは、1994年に受章が決まりましたが、「私は、戦後民主主義者であり、民主主義に勝る権威と価値観を認めない」として受章を拒否しました。

政府による恣意的な選別を嫌ったのでしょうね。

紫綬褒章等の表彰対象者に政治家、官僚、大企業経営者等の日本政府に協力的な人たちが多いのも頷けますね。

もっとも土光さんのように、日本政府に利用されることを嫌ってか、授与を拒否した士も多くいます。

まあ人それぞれですが、私は勲章を受けない方を選びますね。








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