民間事故調査報告書検証チーム著「吉田昌郎の遺言 吉田調書に見る福島原発危機」を読みました。
公開の是非が問題となっていました吉田調書についての解説書です。
福島原発事故の現場で奮闘した吉田所長の生々しい証言が心に響きます。
吉田調書を読んで分かったことがいくつかあります。
先ず、「命がけの仕事を誰がするのか」ということが何も決まっていないということです。
福島原発事故があったときに、放射能に汚染された現場に行くことは誰でも嫌でしょう。
それでも原発事故収束のためには誰かが命がけの仕事をしなければいけない。
それは、東電の社員なのか、自衛隊員なのか、消防士なのか、警察官なのかが何も決まっておらず、結局、それぞれの方が個別に対応していましたね。
米国のようなFEMA組織があるわけではないので、既存の組織で対応するのでしょうが、誰だって放射能で汚染された危険な場所に行くのは嫌ですし、行くように命令する人も嫌でしょうね。
福島原発事故から4年が経つのに、当時と同様に「誰が命がけの仕事をするのか」は、何も決まっていません。
これで原発再稼働とは呆れ返ってモノが言えませんね。
次に、原子力保安院の責任感のなさです。
原発事故があったとき、真っ先に事故現場から退避して、与論の批判を受けてオフサイトセンターに一時戻ったのですが、直ぐに現場から遠く離れた安全な場所に避難して再び戻って来ることはなかったそうです。
本当にいい加減な組織でしたね。
普段偉そうなことを言っている人や組織は信用できません。
大言壮語に惑わされないようにしましょう。
福島原発事故の原因究明もされていないのに、原発再稼働を声高に叫ぶ人は、原発周辺に住んで、自ら安全性の有無を検証して欲しいですね。
対岸の火を高みの見物ではいけません。
ご一読をお薦めします。
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福島原発事故の現場で奮闘した吉田所長の生々しい証言が心に響きます。
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先ず、「命がけの仕事を誰がするのか」ということが何も決まっていないということです。
福島原発事故があったときに、放射能に汚染された現場に行くことは誰でも嫌でしょう。
それでも原発事故収束のためには誰かが命がけの仕事をしなければいけない。
それは、東電の社員なのか、自衛隊員なのか、消防士なのか、警察官なのかが何も決まっておらず、結局、それぞれの方が個別に対応していましたね。
米国のようなFEMA組織があるわけではないので、既存の組織で対応するのでしょうが、誰だって放射能で汚染された危険な場所に行くのは嫌ですし、行くように命令する人も嫌でしょうね。
福島原発事故から4年が経つのに、当時と同様に「誰が命がけの仕事をするのか」は、何も決まっていません。
これで原発再稼働とは呆れ返ってモノが言えませんね。
次に、原子力保安院の責任感のなさです。
原発事故があったとき、真っ先に事故現場から退避して、与論の批判を受けてオフサイトセンターに一時戻ったのですが、直ぐに現場から遠く離れた安全な場所に避難して再び戻って来ることはなかったそうです。
本当にいい加減な組織でしたね。
普段偉そうなことを言っている人や組織は信用できません。
大言壮語に惑わされないようにしましょう。
福島原発事故の原因究明もされていないのに、原発再稼働を声高に叫ぶ人は、原発周辺に住んで、自ら安全性の有無を検証して欲しいですね。
対岸の火を高みの見物ではいけません。
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