熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

民主主義の危機

2015-04-21 21:33:04 | Weblog
統一地方選の後半が開始しました。

122町村長選と373町村議選が21日、告示され、町村長選では、実に43・4%に当たる53選挙が無投票になったそうです。

町村議選では89選挙が無投票となり、定数の21・8%に当たる930人が有権者の審判を受けずに議席を得たことになります。

町村議選の無投票当選者数の割合は、過去最高だった2003年についで過去2番目だです。

また、4町村議選で候補者が定数に達しなかったそうです。

一票の格差が問題となっていますが、無投票当選は、一票どころか投票の機会も奪われるという民主主義の根幹に関わる大問題ですね。

無投票の町村は、過疎化・人口減少の影響を受け、財政基盤が脆弱で議員報酬が17万円程度と、とても生活できるレベルではないことと、政治に対する期待感の喪失が原因でしょうね。

何れにしても深刻な問題で、選んだわけではない議員が行政を動かすということは、市民の代表が町村行政を担当するという根本的な構造が崩れたことになりますね。

過疎化の弊害がここにも現れています。

深刻な事態です。







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