熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

政治とメディア

2015-04-19 18:58:49 | Weblog
自民党がNHKとテレビ朝日の責任者を呼び出して事情聴取したことが議論になっています。

テレビ朝日の番組で官房長官の圧力を暴露した古賀さんが外国人記者クラブで講演したときに、各国のジャーナリストは全員自民党の行為を非難するとともに、日本のメディアの政府の圧力に対する弱さと日本国民の関心の低さを嘆いていました。

ドイツの記者は、「ドイツでは考えられない行為で、政府与党がメディアに圧力をかければ、メディア全体が徹底抗戦する」と言っていました。

日本国民や日本メディアの言論の自由や報道の自由に対する意識の低さが目立ちますね。

これでは政府与党よりの情報しか入ってこない。

政府の宣伝機関のような新聞、テレビは必要ありません。

圧力に負けずに政府与党を批判するメディアに頑張って欲しいですね。

自民党のテレビ局に対する事情聴取を取り上げていたのは、私が見た限りでは日本テレビとTBSの朝の報道番組です。

テレビ朝日とNHKは、萎縮しているのか、正面切って批判した報道はされていませんね。

TBSの報道番組では、コメンテーター全員が「個々のテレビ番組の内容について事情聴取することについては政権与党は抑制的でなければならない」と述べていました。

私も同意見です。

TBSと正反対だったのが日本テレビの報道番組の司会者とコメンテーターの意見。

「呼び出されて文句言われて萎縮しているようではダメ。私たちなどは日常的に批判を受けている」と言っていました。

視聴者からの批判と政府与党の批判は圧力の差が大きく違うのに、意識的か無意識かは分かりませんが、同列で扱っているのは理解できませんね。

また、自民党に対する批判が全くなかったのも理解できませんね。

これではいじめ問題で、いじめられた子供が強ければ問題ないと言っているようなもので、加害者に対する批判がないので、自民党は益々つけあがるでしょうね。

これでは、日本テレビが自民党の宣伝機関と言われてもしかたありませんね。

外国のジャーナリストから馬鹿にされるのも当然です。








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