熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

IBMは健在です

2017-01-15 17:46:15 | Weblog
2016年に取得した米国特許数は、IBMが8088件とトップで、米国で24年連続のトップです。

人工知能関連の特許が1000件を超え全体をけん引したことが大きいそうです。

日本勢ではキヤノンが3位に入ったが、前年6位の東芝は13位に下げるなどランクを落とした企業が目立ちました。

コンピューターが、問いに対する答えの候補からより効率的に正確な解を見つける仕組みの構築などAIの基礎に関する特許のほか、医療分野のAIが映像から心臓の質量を測定する技術など用途面での特許取得も進んでいます。

AI技術も米国がトップを走っていますね。

ベスト50位以内の企業の特許数のうち、米国勢が占めた比率は41%と2位の日本勢の28%を大きく引き離した。3位は15%の韓国勢だったそうです。

米国勢ではアマゾン・テクノロジーが14位と前年の26位から大きく順位を上げました。

老舗のIBMの他、ITトレンドをけん引するグーグルやアップルなどIT企業の「老・壮・青」がそろって高水準の特許を獲得しています。

一方、日本勢は10位以内にキヤノンとソニーが入ったが、両社の特許取得数は前年より11%減っています。

東芝が取得数で25%減と大幅に減らしたほか、トヨタ自動車(20位)10%減、パナソニック(23位)5%減、ホンダ(36位)10%減など日本の主力企業は軒並み前年水準を下回っています。

韓国勢はサムスン電子とLG電子が特許取得数をそれぞれ8%伸ばしています。

26位のSKハイニックスや31位の現代自動車も大きく順位を上げ、日本勢と明暗を分けていますね。

特許登録件数だけでは、ビジネスの好不調の判断はできませんが、日本株が大きく値を上げているのとは好対照ですね。

個人的には、特許登録件数の方が日本企業の実力を表しているような気がしますが。








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