熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

これが就任演説?

2017-01-21 09:24:04 | Weblog
トランプ大統領の就任演説を聞きましたが、歴代大統領の就任演説の中でも他に類をみないほど格調の低いものでしたね。

アメリカ国内の利益のみ主張して、世界経済、世界の平和については何も語っていないという、地域政党のリーダーの演説のようでしたね。

トランプ新政権は就任演説の直後に、ホワイトハウスのホームページ上でエネルギーや通商など6項目の政策方針を発表しました。

トランプ新政権が公表した政策方針は(1)米国第一のエネルギー計画(2)米国第一の外交政策(3)雇用と成長の回復(4)強い軍を取り戻す(5)コミュニティーの安全確保(6)米国人のための通商政策――の6項目です。

通商政策では日米など12カ国で大筋合意したTPPから離脱すると表明し、NAFTAも再交渉すると主張し「米労働者の利益にならなければ離脱を通知する」と踏み込んでいます。

トランプ氏はTPPからの撤退を前面に押し出して大統領選に勝利し、着任早々に公約を実行に移した格好です。
 
これでTPP発効は、絶望的になりましたね。

日本の国会で、あれだけ審議していた(まともな審議ではなかったです)のは何だったのか、安倍政権の言い訳を聞きたいですね。

NAFTAの再交渉の影響も大きいですね。

特に自動車業界。

政治家やコメンテーターの中には、トランプが一人でできることは少なく、議会が常識を発揮するので、冷静に見守ろうという意見もありますが、経営者はリスク対応を迫られますね。

最悪のケースとしてNAFTA撤廃となった場合も想定して対応を考えておく必要があります(対応を考えておくことは害になることはありませ)。

安易な期待をもつことは危険です。

週明けの株式相場はどう動くのか注目です。

もっとも私は小株主で、長期保有方針なので、株価に一喜一憂することはありませんが。







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