熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

分断されたアメリカ

2017-01-18 18:45:45 | Weblog
米CNNテレビが十七日に発表した世論調査によると、トランプ次期米大統領の支持率は40%だったのに対し、不支持率は52%だった。CNNによると、就任を目前に控えた「近年の大統領で最低」だそうです。

就任直前の同時期に調査した支持率では、オバマ大統領が84%、ブッシュ前大統領は61%、クリントン元大統領は67%だったことから、トランプ大統領の不人気ぶりが際立ちますね。

ワシントン・ポスト紙も十七日、世論調査の結果を発表し、トランプ氏を「好ましい」と答えた人は40%だったのに対し、「好ましくない」は54%だった。同紙は「少なくとも過去四十年間で最も不人気の大統領だ」と酷評しました。

トランプ氏はツイッターで「大統領選ででっち上げの世論調査をしたのと同じ人たちが支持率調査をしている。数字は不正に操作されている」と反論したそうですが、これでは分断を広げるだけですね。

米メディアによると、二十日に行われるトランプ氏の就任式を「欠席する」と表明した民主党議員は上下両院で五十人に達した。公民権運動の闘士として知られる黒人のルイス下院議員(民主党)が「正当な大統領とは思わない」と欠席を表明したことに対し、トランプ氏が「口先だけ」などと批判したことからボイコットの動きが広がったようです。

トランプ次期米大統領の20日の就任式や関連イベントで、式典を彩る大物アーティストが出演を次々と拒否しています。

移民や女性、人種・性的少数者に差別的なトランプ政権の姿勢が要因です。

女性黒人歌手ビヨンセさんらの出演が目立ったオバマ大統領の就任式とは対照的に、米社会の亀裂を反映した場になりそうです。

因みに、出演を断ったとされるのが著名歌手セリーヌ・ディオンさんやエルトン・ジョンさん、米ロック界の大御所ビーチ・ボーイズ、女性黒人歌手ジェニファー・ホリデイさんは就任式前日のコンサート出演を一時は承諾したものの、ファンの猛反発を受けて取りやめています。

団結力のないチームは力を発揮できないのは明らかです。

アメリカは又裂き状態での船出になります。

この又裂き状態を解消するのは、トランプ大統領以外にはありませんが、期待薄ですね。






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