熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

忖度は危険

2017-12-24 22:49:46 | Weblog
今年は、官僚が首相官邸の思惑を推し量ったとされる森友・加計学園問題に端を発し、「忖度」という言葉が注目され、「新語・流行語大賞」にも選ばれました。

一方で、第二次世界大戦中の日本政府の方針に反し、ナチスに迫害されたユダヤ難民にビザを発給し、脱出を助けた岐阜出身の外交官、杉原千畝の功績が関心を集めました。

国家の論理を超える個人の良心は持ち続けるべきなのかが問われていますね。

私は、今年の10月にリトアニアにある杉原千畝記念館を訪れて、彼の勇気と正義を貫く姿勢に感動しました。

人は、自分の利益のために行動するのが普通ですが、自分の利益と正義とが相反するときに正義を貫くことができるのか、人としての生き方が問われる場面ですね。

自分の利益を犠牲にしても正義を貫く方が、人生の最後になって後悔しないと思います。

安倍首相に忖度して、国税のトップになったあの人は、人生の最後に何を思うのか。何も思わないかも知れませんね。

安倍首相に忖度した多くの人達にとって来年が反省を迫る年になるといいですね(本当は、落語の枕で良く使われる、「非業な最期を遂げることを願っています」と書きたかったのですが)。






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