熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ポスト真実

2018-07-14 16:12:24 | Weblog
小森陽一編著「ポスト真実の世界をどう生きるか - ウソが罷り通る時代に」を読みました。

トランプ大統領誕生で真実の価値が低下しています。

大統領演説の観客数がオバマ大統領のときより多かったと嘘をついてメディアから批判されると、大統領顧問が「もう一つの真実」と発言しました。

これは真実の他に代わりの真実があるということで、ウソが罷り通ることになり、それも米国大統領という世界の権力者がウソをつくというとんでもない世界に入ったことになりますね。

もっともトランプ大統領だけでなく、プーチン大統領、英国のEU離脱投票で大嘘をついた離脱派のリーダー、我が国の首相等々、ウソが罷り通る時代になりました。

嘆かわしいことです。

この本は、小森氏と多くの知識人との対話をまとめたもので、真実とは何か、ウソに対処するにはどうしたらいいのかが語られています。

この本には、「フェイクニュースと差別ののお国あるもの」「分断された社会をウソがまかり通る」
「日本経済とポスト真実」「歴史の書き換えはいかにして起こるか」「言葉の危機をどうのりこえる
か」について分かりやすく書かれています。

ウソに惑わされないように、自分の頭で考えて行動することが大切ですね。







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