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熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

弁理士研修

2010-10-18 21:11:49 | Weblog
弁理士会主催の研修「近時の数値限定発明の判決分析」を受講してきました。

二部構成で、一部は「判決分析から見えてくる数値限定発明の新規性・非容易性(進歩性)の判断」、二部は「弁護士から見た数値限定発明(侵害訴訟での記載要件を中心に)」です。

両講義ともに大変参考になりました。

一部の講義は、弁理士が説明されましたが、これがなかなか良くできている内容でした。
分かり易く、実務に活かせる内容で、実務者には好評だったと思います。

最近の知財高裁の判決を分析すると、進歩性の判断が従来とは異なり、課題が新規であれば進歩性が肯定されるケースが多くなってきているそうです。

以前ブログでも書きましたが、私が進歩性の判断をするときには、課題が新規で非自明であるということを重視しています。

これは、課題が新規・非自明であれば、解決手段が比較的容易に思いつくものであっても、解決手段を考え出す動機づけがないため、結局、解決手段を考え出すことができない、または困難であるという理屈です。

裁判所の進歩性の判断レベルは、変動していて、課題の新規性・非自明性が重視されていた時代から、かなり軽視されて「阻害要因がない」との一言で片づけられていた時代がありましたが、最近は、また元に戻りつつあるのではと思われます。

進歩性の判断に限りませんが、裁判所の判断は社会状況等によって変動しますので、その変動を見込んだ対応(明細書の作成等)を考えておかなければいけません。
これがプロの実務家ですね。

今回の研修から、私の判断が正しかったことが証明されて、大満足というところです。

企業の技術者教育、知財コンサルティング等で、進歩性の判断手法を説明していた内容が間違いではなかったので、自信を深めました。

今回の研修は、本当に有意義な研修でした。

講師の皆様、ありがとうございました。





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クラス会

2010-10-17 21:16:39 | Weblog
小学校のクラス会に出席してきました。

会場は、横浜元町の和食レストランです。
いつもは、小学校がある柴又近辺で開催されるのですが、今回は、幹事の地元の横浜で開催されることになったそうです。
私の自宅から1時間弱の近さなので、大歓迎です。

横浜は、現在、APEC開催中のためか警察官の姿が目立ち、いつもの横浜とは少し違う雰囲気でした。

会場に10分前に着いたのですが、皆さんもうすでに席に着いており、私が最後でした。
「一番近い奴が一番遅いのか」という冗談交じりのお叱りを受け、早速着席。

幹事の乾杯の発声で一気にビールを飲み干しました。
10月とはいえ夏日のこの日は、ビールが美味しい。

乾杯に続いて、今回、初参加者が近況報告。
その後、歓談が始まりました。

1年間のご無沙汰ですが、皆さんお元気で良かったです。
先生もご高齢なのに元気で参加して頂き、感謝感謝です。

クラス会は、12時から15時までの3時間ですが、あっという間にお開きの時間となりました。
楽しい時間は、あっという間に過ぎ去りますね。

クラス会の後、中華街から山下公園、赤レンガ倉庫へと流れて行きました。
中華街で買い物する人、カラオケ店へ直行する人、横浜散策を楽しむ人、流れ解散です。

私は、山下公園から赤レンガ倉庫への散策グループに参加しました。

山下公園は久しぶりですが、港横浜の雰囲気が漂っています。








赤レンガ倉庫では、ドイツ名物のビヤホールが出現。




ミュンヘンのホフブロイ・ハウスです。
いや~懐かしいですね。
昨年のドイツ旅行を思い出します。

来年のクラス会は、10月下旬に鬼怒川温泉1泊旅行だそうです。

楽しみですね。




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よい国のニュース

2010-10-16 18:22:09 | Weblog
何気なくテレビを見ていたら、BS日テレで「よい国のニュース」という番組を放送していました。

「よい国のニュース」は、元気になる、心温まる話題を世界中から紹介する番組です。

新聞、テレビを見ても目に入ってくるのは、悲惨なニュース、怒りを掻き立てるニュースが多く、気持ちが滅入ってくるばかりです。
国会でも低次元の質問が多く、いい大人がなんであんな質問をするのか、あきれるばかりです。

この「よい国のニュース」は、従来のニュース番組とは異なり、明るい、元気になる、心温まるニュースを各国から取材して放送しています。
見ているだけで、元気に、こころ豊かになります。

今日のニュースは、チリの落盤事故から生還した人達の心温まる話、かつて東京にもあった海水浴場を復活させるべく、キレイな海を取り戻す様々な挑戦を取り上げていました。

また、日本の原風景・里山ふれあいの輪が広がる希望が芽生えるニュースも放送していました。

特筆すべきは、東京湾を浄化する、里山を復活させる、運動をしているのは、何れもボランテイアグループ、家庭の主婦等のごく平凡な一般人です。

「一般人が最も偉い」これは、私の先輩が良く口にする言葉です。

このような心温まる、元気になるニュースは、全国各地に数多くあります。
他の番組でもこのような心温まるニュースをどんどん放送して欲しいものです。





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口述試験

2010-10-15 21:04:02 | Weblog
弁理士試験の口述試験が始まりました。

「全員合格吉田ゼミ」のHPに口述試験を受けた方からの試験問題情報が掲載されています。

私が口述試験を受けた時に、このHPの試験問題情報を参考にさせていただきました。

今年の口述試験問題は、結構細かいところが問われていますね。
条文を正確に答えさせる、条文の趣旨、応用力を問うという問題が多いようです。
もっとも、まだ1日目ですから傾向を探るのは早すぎますが。

口述試験の受験回数が2回目の人は、特定のレーンに集められているという情報もありますね。
論文試験の点数別にレーンを振り分けていることはないでしょうが、結構気になる情報です。

あまり情報に振り回されることは得策ではありませんが、私の経験では、口述試験問題の情報は、かなり役に立ちました。

私の受験日が最終日の前日と遅かったので、吉田ゼミのHPを見て、口述試験で問われた問題以外の内容を重点的に勉強しました。

特許法、意匠法は予想通りの問題で、余裕をもって答えることができ、この時点で合格を確信しました。
商標法は、予想が外れたやや答え難い問題でしたが、2科目の成績が良かったので、何とか切り抜けることができました。

情報は利用した方がいいですね。

口述試験を受ける方のご健闘をお祈りしています。




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失敗から学ぶ

2010-10-14 22:24:12 | Weblog
野村監督の言葉に「負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり」というのがあります。

これは、勝ちには多分に運が作用するが、負けには必ず原因があるので、失敗から学ぶことが大切だという意味です。

弁理士会主催の研修を受講したときに、講師のお一人がこの言葉を引用していました。

研修の内容は、後日ブログで報告しますが、今日は、この言葉の意味について考えてみたいと思います。

成功から学ぶのか、それとも失敗から学ぶのか。
これは良く議論されることで、研修でこの言葉を引用した講師の方は、失敗から学ぶべきだと言っていました。

そしてご自身の弁理士試験、司法試験について触れ、合格体験記は役に立たない、とも言っていました。
講師の説明によると、合格率5%の超難関試験の合格者の合格体験記を読んでも、5%の人にしか役に立たないわけで、むしろ失敗体験から学ぶべきだというのが理由だそうです。

この方の説明によれば、短期合格者の体験談は参考にならないということになりますね。
失敗を体験せずに合格したのですから、せいぜい5%の人にしか役に立たない体験記ということです。

私もこの方の意見に賛成です。
受験生の一人ひとりは、環境が違いますので、短期合格者の勉強方法が万人に通用するものではないことは明らかです。

この方の理屈でいえば、口述試験の合格体験談は、参考になることになりますね。
口述試験の合格率は90%以上でしょうから、大いに参考になるわけです。

私の経験でも口述試験の合格体験談は参考になりました。
特に、参考書、口述模試の活用方法、口述試験問題情報の入手方法等が参考になりました。

成功から学ぶのか、失敗から学ぶのか。

両方から学ぶ手もありますね。




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著作権講座3回目

2010-10-13 21:20:17 | Weblog
著作権実務者養成講座第3回「著作物の利用と権利制限」を受講してきました。

「著作物の利用」では、他人の著作物を利用する手段、著作者人格権との関係について説明がありました。

「権利制限」については、著作者人格権の制限、著作権・著作隣接権の制限についての説明がありました。

何れの説明も事例を交えて分かり易く説明して頂き、大変参考になりました。

裁判例を幾つか紹介していただきましたが、今一つ事案と判決とのつながりが理解できません。

これについては、事案をもっと詳細に調べないといけない(例えば、被告の行為が悪質で、そのため侵害とした。これとは反対に、原告の行為が妥当でないと判断されるので、非侵害とした等の事情)、著作権裁判例の特殊性を理解する等の対応策が必要ですね。

今回の講師も前回と同様に経験豊富な方なので、事案に対する検討範囲が広く、実務者として参考になることが多かったです。

流石に各論の講師は違いますね。

第4回、第5回の講座が楽しみです。





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弁理士会会長選挙

2010-10-12 22:44:37 | Weblog
弁理士会の会長選挙が始まりましたね。

今年は昨年よりも多くの立候補者がいるので、激戦が予想されます。
早速、自宅に立候補の案内状が送られてきました。
ある立候補者を応援する方からのお電話もありました。
熱心ですね。

今回立候補される方の中に、会費の値下げを公約にしている方がいらっしゃいました。
会費値下げを公約に掲げている方は、応援したくなりますね。

会員数が増大しているのに、会費はあいかわらず同じというのは納得いきませんね。
弁理士会の活動費が足りないのならば値下げをしなくとも良いと思いますが、確か、昨年、新しい弁理士会館へ移る費用としてかなりの額が提案されていたような覚えがありますが、このような費用は無駄ですね。
箱モノに費用を掛ける必要はありません。

今回の弁理士会会長選挙では、会費値下げの公約も投票行動に大きく影響するでしょうね。

昨年は、事務所弁理士対企業内弁理士という戦いの構図があったようですが、今年はもう少し複雑な戦いですね。

各候補者の公約を吟味して一票投じたいと思います。






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ミステリー

2010-10-11 20:23:01 | Weblog
CATV契約をしてから、ミステリー番組を見る時間が大幅に増加しました。

地上波だけを見ていたときは、火曜サスペンス、土曜ワイド等で放送される、十津川警部シリーズ、浅見光彦シリーズ等の日本のミステリー番組を楽しんでいました。
CATV導入後は、イギリス制作のミステリー番組を好んで見ています。

シャーロックホームズの冒険、名探偵ポアロ、ミス・マープルは、地上波でも時々放送されていましたが、CATVで初めて見たイギリス制作のミステリーもかなり多くあります。

私が好きなイギリス制作のミステリーは、バーナビー警部、リンリー警部、法医学捜査班、オックスフォードミステリーです。
イギリス制作のミステリーは、①ストーリーがしっかりしている、②出演者は地味だが演技派が多い、③ミステリー小説を読んでいるようなゆっくりした展開、が特徴でしょうか。

これに対して、アメリカ制作のミステリーは、①出演者のキャラクターに特徴がある、②展開が早い、③台詞が面白い、ことが特徴ですね。

個人的には、ミステリー小説を読んでいるような感覚になる、イギリス制作のミステリーが好きですね。

そろそろシャーロックホームズが始まるので、これで失礼します。





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ノーベル賞

2010-10-10 21:19:30 | Weblog
今年のノーベル賞受賞には、2つの大きな意味がありました。

一つ目は、ノーベル化学賞を日本の根岸英一・米パデュー大特別教授、鈴木章・北海道大名誉教授が受賞したことです。

金属のパラジウムを触媒として、炭素同士を効率よくつなげる画期的な合成法を編み出し、プラスチックや医薬品といった様々な有機化合物の製造を可能にした、「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」が受賞理由だそうです。

日本の科学技術レベルが高いことを証明しましたね。
理系離れが深刻な問題となっていますが、ノーベル賞受賞が契機になって、子供が理系好きになってくれることを期待しましょう。

二つ目は、中国共産党による一党独裁の見直しや言論・宗教の自由などを求めた「08憲章」を起草した中国人人権活動家で作家・詩人の劉暁波(リウ・シアオ・ポー)氏(54)が、ノーベル平和賞を授与したことです。

中国での基本的人権を求める非暴力の闘いが評価されたものです。

この受賞に対して、中国外務省は、「(授与は)平和賞を汚すものだ」と激しく反発する談話を出しました。

また、ノルウェーでの報道によると、中国政府は劉氏ら反体制派に授与しないよう委員会側に事前に圧力をかけていたとされています。
恐ろしい国ですね。

さらに、受賞者発表の様子を生中継していた米CNNテレビが、中国各地で中断され、同時刻のNHKのニュース番組も放映できなくなりました。
中国当局が神経をとがらせているための措置とみられています。
報道の自由が認められない国では、「国民の知る権利」は、いっさい保障されていませんね。

「中国とノルウェーとの関係も損なわれることになる」とし、同委員会のあるノルウェーへの対抗措置を示唆したということを聞いては、あきれてものも言えません。

ノーベル賞委員会は、経済大国となった中国には、大国に相応しい大きな責任があるというメッセージを伝えました。
すなわち、人権尊重(言論の自由、報道の自由等の基本的人権を求める)、軍事力・経済力を背景に他国に不当な圧力を掛けることを止める等のまともな国になってほしいということです。

中国国民にも大きな責任があると思います。
このような中国政府の横暴な対応に、何の抗議もしないというのは、お隣の独裁世襲国家の国民と大差ないですね。

中国国民には、経済的な豊かさだけを求めるのではなく、品格を高めてほしいものです。





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懇親会

2010-10-07 22:11:15 | Weblog
元企業に勤めていた気の合うOBで、年に2~3回懇親会を開催しています。

昨夜、今年2回目の懇親会に参加してきました。
会場は、海老名駅近くの「くいもの屋 わん」です。

今回の懇親会は、風邪気味で参加を見合わせた方がいましたので、3名という小じんまりとした懇親会です。

先ず、ビールで乾杯して、定番の刺身、焼き鳥、野菜サラダをつまみながら、近況報告です。

私は、先月の北海道旅行、他の方は、中国旅行、相鉄沿線街歩きと、何れも、広い意味での街歩きです。
皆さん、旅行が好きなのですね。

近況報告の後、趣味、政治、経済、文化、宗教と様々な話題に花が咲きました。

それにしても、皆さん話題が豊富なのですね。
感心しました。

ある方が、「定年退職になって時間があるので、物事を深く突きつめることができる」とおっしゃっていましたが、その通りですね。

話題がコロコロ変わるのですが、話の中身が濃厚で、聞いていて頷く場面がかなりありました。

懇親会がスタートしてから、あっという間に3時間が経過して、お開きの時間となりました。

次回は、2カ月後の忘年会でしょうか。

それまで皆さんお元気で。




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