熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

大人の対応

2015-01-17 16:33:33 | Weblog
翁長雄志知事は、内閣府で山口俊一沖縄担当相と会い、昨年度比162億円の予算減額については言及せずに、政府が2015年度沖縄振興予算で3340億円を確保したことを感謝したそうです。

大人の対応ですね。

辺野古新基地移設を掲げた知事候補が選挙で負けると、その腹いせに予算を減額して、新知事との面会も拒否するという駄々っ子みたいな安倍政権、自民党の対応とは大きな違いですね。

翁長知事は会談後、「所要額を確保していただいたことに心からの感謝を申し上げた」と説明したそうです。

これも大人の対応。

会談で名護市辺野古の海上作業再開に触れなかったことについては「(会談の)用件が決まっている場合は話さない。10分間の会談で、帰り際に言うことは失礼だ」と述べました。

駄々っ子を前に当惑しながら礼を尽くす大人の姿が見えますね。

国民の目には、いや自民党に一票投じた人の目には、どのように映るのか。

今年は沖縄から目が離せませんね。










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表現の自由

2015-01-15 23:27:16 | Weblog
フランス司法当局は14日、きわどい風刺を売りものとする芸人デュードネ氏の発言が、「テロ行為の礼賛にあたりかねない」とみて身柄を拘束し、取り調べを始めたそうです。

連続テロに抗議する合言葉「私はシャルリー」と、ユダヤ系食材スーパーの立てこもり犯の名を合わせ、「おれはシャルリー・クリバリのような気分だ」と自身のフェイスブックに書き込んでいました。

テロリストの礼賛は、テロ対策などを定めた法律に触れるおそれがあるとみられており、同様の礼賛行為については、すでに50件超の捜査が始まっているそうです。

これは、表現の自由と名誉毀損、テロ行為挑発とのバランスをどのように調整するのかという難しい問題です。

表現の自由は、最大限尊重すべきですが、一方、その表現により名誉毀損や侮辱により相手が傷つけられるのは防がなければいけません。

両者の調整は、結局、表現方法の工夫により解決すべきものなのでしょうね。

寛容の精神をもって両者が歩み寄ることになりますね。










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沖縄の民意

2015-01-14 07:38:12 | Weblog
名護市辺野古への新基地建設に反対し、キャンプ・シュワブのゲート前で昨年7月から連日、抗議行動を続けている住民の中から、初めて逮捕者が出ました。

防衛省は中断していた埋め立て工事を今週から再開する見通しで、現場は緊張感が高まっています。

名護市長選、県知事選、衆院選沖縄選挙区で完全に否定された辺野古への新基地移設計画は、選挙で示された沖縄の民意です。

ところが、官邸・防衛省は「仲井真弘多前知事から埋め立て承認を得た」という一点だけを正当性の根拠にして、基地移設工事を中止する気配はありません。

この「法的な有効性」には、いくつもの留保がつきます。

それは、仲井真前知事の行為は、県民への事前説明もないまま選挙公約に反して強引に埋め立てを認めたもので、その後の名護市長選、県知事選、衆院選沖縄選挙区で完全に否定されたからです。

選挙で示された沖縄の民意と、仲井真前知事の承認行為が、併存しているのが沖縄の現状です。

翁長雄志知事との面談拒否、2015年度沖縄振興予算の減額査定、埋め立て工事の再開準備と、官邸・防衛省は、自分たちがどれほど強引で、一方的で、乱暴極まりないことをしているか、その自覚があるのでしょうか。

安倍首相の「沖縄に寄り添う」という言葉が本心から出たものなら、安倍政権に「まっとうさの感覚」があるのなら、まず工事を中断し、沖縄の多数の人々の声に耳を傾けるべきです。

それが民主主義社会の当然のルールです。

政治学者の丸山真男は、著書の中で、民主主義を基礎づける比喩として次の言葉を紹介しています。

「家が住みいいかどうかを判断するのは建築技師ではなくて、その家に住む人間である」

この言葉が示唆するように、騒音などの被害が避けられない米軍飛行場を建設する場合、地元の了解は、欠かせない大前提ですが、安倍政権は、この地元の民意を完全に無視しています。

米本土では、軍と地域社会の利害衝突を避けるため、米軍と地方自治体による話し合いの場が設けられています。

なぜ、沖縄にだけ民主主義の当然のルールが適用されないのか、理解できませんね。
   
政府・自民党の中から、しばしば聞こえてくるのは「本土移転は反対が多い」との言葉ですが、それでは、 沖縄ならいいのか。

これを構造的差別ですね。 

「辺野古が唯一の選択肢」だという官邸・防衛省の主張も、具体的な根拠を示したことがなく、世論操作の域を出ていません。

沖縄基地問題と原発問題は、同じ構造ですね。

つまり、基地や原発という厄介な問題は一地方に押し付けて、大都市に住む住民は安全と便利さだけを享受する、立地自治体住民の苦しみを理解していません。

自分の利益を確保することや仕事に打ち込むことで自分の行動を正当化する偽善的な考えを改めて、人の痛みが分かる大人になったら如何でしょうか。







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特許開放

2015-01-12 18:27:52 | Weblog
トヨタ自動車は燃料電池車(FCV)の普及を後押しするために、単独で保有する燃料電池関連の全特許5680件を無償で提供するそうです。

水素と酸素を化学反応させて発電し、モーターで動くFCVは、走行時に温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しないため、「究極のエコカー」とも言われています。

それにしても燃料電池関連の全特許が5680件とは驚きですね。

私が勤務していた企業も特許保有件数はかなりの数でしたが、それでも全社保有件数は5000件に満たない数でしたね。

従来、トヨタは保有する特許の使用希望者には原則許可する方針を掲げてきたが、あくまで有償でした。

では今回、FCVで特許をなぜ無料開放するのか。

それは、通常のコンシューマ製品なら、特許の壁を築き他社が追随できないようにして利益を享受するという考え方もあるが、ゼロからのスタートとなるFCVの場合、他社が参入してくれなければ、水素STなどのインフラ整備も進まないという事情があります。

つまり、技術普及目的の特許開放ということです。

トヨタ1社でFCVの普及は進められないのが現実です。

トヨタとしては自社だけが先行する状況は好ましくないので、異例ともいえるオープン戦略をとったのは、独走とそれゆえの孤立ともいえますね。

このトヨタの特許開放戦略。

果たして上手くいきますか。

注目していきたいですね。








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勲章拒否

2015-01-05 08:18:05 | Weblog
所得格差の問題などに関する著書「21世紀の資本」が日本などでベストセラーとなっているフランスの経済学者、トマ・ピケティ氏が、仏政府が同氏への授与を決めたレジオン・ドヌール勲章シュバリエ(5等)を拒否すると表明したそうです。

ピケティ氏はAFP通信に対し「誰が名誉ある人物かを決めるのは政府の役割ではない。政府は、フランスや欧州の成長回復に注力すべきだ」と語っていました。

レジオン・ドヌールは、後に皇帝となるナポレオンが1802年に創設したが、仏政府への批判や無関心などを理由に、作家のカミュやサルトル、画家モネ、放射能の研究で知られるキュリー夫妻ら数多くの仏著名人がこれまで叙勲を拒んでいますね。 

「誰が名誉ある人物かを決めるのは政府の役割ではない」という意見は賛同できますね。

政府による恣意的な授与という匂いがプンプンしますからね。

日本でも多くの方が文化勲章の授与を拒否しています。

例えば、大江健三郎さんは、1994年に受章が決まりましたが、「私は、戦後民主主義者であり、民主主義に勝る権威と価値観を認めない」として受章を拒否しました。

政府による恣意的な選別を嫌ったのでしょうね。

紫綬褒章等の表彰対象者に政治家、官僚、大企業経営者等の日本政府に協力的な人たちが多いのも頷けますね。

もっとも土光さんのように、日本政府に利用されることを嫌ってか、授与を拒否した士も多くいます。

まあ人それぞれですが、私は勲章を受けない方を選びますね。








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実践ビジネス英語

2015-01-04 10:46:12 | Weblog
実践ビジネス英語12月放送分が終了しました。

12月放送分で私が気に入った Qupte...Unquote は、次の3つです。

The right thing to do never requires any subterfuge, it is always simple and
direct.

正しい行動は決してごまかしを必要としない。それは常に単純かつ直接的なものである。

アメリカ第30代大統領カルヴィン・クーリッジの言葉です。

理論は常にシンプルであるという言葉と同義ですね。



Science is organized knowledge, Wisdom is organized life.

科学は、体系化された知識である。 知恵は、体系化された人生である。

ドイツの哲学者カントの言葉です。

知識と知恵との相違とつながりを見事に表現していますね。



There is no such thing as a great talent without great will power.

強い意志の力を持たない偉大な才能などというものはない。

フランスの作家バルザックの言葉です。

想いを実現するのは強い意志ですね。







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箱根駅伝

2015-01-03 22:25:29 | Weblog
陸上の第91回東京箱根間往復大学駅伝最終日は3日、神奈川・芦ノ湖から東京・大手町までの復路5区間109・6キロに、20大学と関東学生連合が参加して行われ、青山学院大が20回目の出場で初の総合優勝を果たしました。

前日に往路優勝した青学大は、7~9区の3区間連続で区間賞を獲得するなど、復路も制して完全優勝。

この日は首位を一度も譲ることなく後続を突き放し、10時間49分27秒の好記録で他校を圧倒しました。

見事ですね。

優勝候補の東洋大学、駒澤大学を圧倒しての優勝です。

アッパレですね。

さて、我が母校の早稲田大学は5位と健闘しましたが、中央大学は19位とシード権を逃しました。

法政大学に至っては、予選会で敗退してしまいました。

喝。

来年に期待ですね。







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