常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

アスパラ

2015年11月12日 | 日記


春、食卓を飾ってくれたアスパラが、秋を迎えて黄金色の紅葉した葉のなかに紅い実を見せている。今日も秋晴れの一日だ。アスパラは日本人に欠かせぬ食材になったが、ヨーロッパから渡来したのは明治時代で、本格的な栽培が始まったのは大正時代のことである。土を被せたホワイトアスパラが主流で、逆にヨーロッパへの輸出が主流であった。日本人に親しまれたのは、グリーンアスパラで、こちらは戦後になってから普及した。最近では地域起こしで、稲を転作してアスパラを栽培する農家も増えている。尾花沢の親戚ではアスパラの栽培に力を入れている。

農家の働き手の高齢化のため、稲などの重労働に比べるとアスパラガスの栽培は比較的楽だという話である。自然の力は不思議で帰化した植物も、すっかりこの地の土壌になじんでいる。秋に葉のように枝は黄色に黄葉して、赤い実をつける姿は、すっかり地域の風物詩になっている。松葉ウド、西洋ウドとも呼ばれる。

長女来て母と睦べり松葉独活 橋本 鶏二

コメント
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