常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

寒椿

2015年11月18日 | 


先日、寒椿と山茶花の見分け方が分かったので、咲いているのは寒椿であることがすぐに分かった。雄しべが筒状になっていたからだ。歳時記を見ると、寒椿は雪が降って寒中に咲くからこの名があるらしい。赤く咲くために春の来るのを感じさせると書いてある。昨日もでの小春日よりは、今日は曇りから雨に変わった。山の方はすこし時雨れてきたような感じがする。

寒椿つひに一日の懐手 石田 波郷

山形の下水道の歴史を調べている。川の治水は、今日のような機械力を持たない江戸時代の人が人力で石を山から運び、石垣のように積んで流路を作った。昨今の豪雨による川の氾濫に、人の無力であることばかりを考えるが、知恵と五体のみで、自然の猛威に立ち向かっていた先祖がいたことを期せずして知ることができた。今の人々には、まだまだ力を集めて未来のすみよい都市を作っていかなければならない。
コメント
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