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ダテという言葉がある。粋な風采、派手な振舞、華美な服装などをすることをダテという。この言葉に伊達の字をあてるには訳がある。「寛永上洛に仙台侯の従士衣類殊に美麗なりければ京童の彼は伊達人と云しより起こる。」と言われてことに依っている。
歴史上の伊達政宗は、家臣の支倉常長をローマに派遣するなど、国際感覚をもつハイカラな人物であった。遺品にある陣羽織をみても舶来のビロードを使い、そのデザインも斬新で、派手好みであった桃山時代にあっても抜きんでた存在であった。
伊達の薄着はなかでも面白い言葉だ。厚着は不格好なので、寒くても容姿を美しく見せるという意味である。自分の嗜好のためには、少々の不都合は我慢すること。そういえば、若い女子高生が、寒い朝にミニスカートで歩く姿をよくみかける。いかにも寒そうだが、本人はほとんど寒さなど感じないらしい。
今日よりは伊達の薄着か御夏女郎 俳諧