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野菜作りの楽しさは、昨秋に蒔いた種が越冬して春になって収穫できることだ。コリアンダーも五月菜も今が伸び盛り。そのため全体がやわらかく、春の味覚が堪能できる。スーパーで買ったものとは一味違う、懐かしい味である。それは多分、農家育ちの子どものころの味覚体験を思い出させてくれるためだと思う。
人の体内には、グルタチオンという抗酸化物質がある。この物質が多く体内に持っている人は、健康レベルが高い。病気や事故からの回復が、若い人と同じように早いことが知られている。酸化した食べ物を取り込んだとき、グルタチオンは腸壁でその食品を無害化する。これは、食事でこの物質多含んだ食材をとることで、抗酸化に強い体質を獲得できる。
グルタチオンを多く含んでいる食べ物としては、野菜と果物があげられる。なかでも、アボガド、アスパラガス、スイカがその筆頭格だ。キャベツやブロッコリーは、体内でグルタチオンを作りだす働きがある。ネギなども効果があると、ものの本に書いてある。
朝取りのおいしい野菜は、自分で食べるのは一番だが、近所や知り合いもおすそ分けしたり、また子どもたちに送ることで、その楽しみを共有できる。そこから、昔ながらの日本特有の懐かしい人間関係が、生まれ維持することができる。