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京都祇園の花見小路にある料理屋さん「津田楼」の文化サロンに参加したミモロ。
かなの書を描く「古筆」のお教室で、『源氏物語』のレクチャーの後、いよいよ筆を握ります。
机の上には、硯、筆(各自持参)、墨、紙などが並べられ、まずは、硯で墨をすることからスタート。
お手本は、柳本先生が、あらかじめ書いてくださったもの。
でも、初心者のミモロは、はじめから、それを書くのは無理なので、まず、筆の持ち方から教わります。
小さなミモロは、先生に手を添えてもらい、筆を持つことに。
「筆は、あまり強く握らないで、よく筆先が動くようにやさしく持ってください。それから、親指は上に向ける感じ。鉛筆を握るような持ち方はダメですよ」「ハーイ」
「かな書では、筆は、まっすぐ持って・・・。今回練習するかなのかき方は、筆先が垂直に紙に接して、太い細いは、筆の上げ下げで調節します。スーコンコン・・・いいですか、こういう感じ・・・」「フーム」
「そうそう、この部分は、いい感じですよ」柳本先生に褒められて、ミモロはちょっと嬉しくなりました。
すでに書の練習が進んでいらっしゃる他の生徒さんたちは、お手本を見ながら、筆をなめらかに動かしています。
書いたものは、その場で先生が、指導してくださいます。
生徒さんは、京都市内だけでなく、東京や名古屋から通う方も。
「久しぶりに筆を持ったら、肩こっちゃった。やさしく握るのって、結構むずかしい。まずは、持ち方を練習しなくちゃね」と、ミモロ。
授業が終わり、筆や硯を洗った後には、お茶とお菓子が用意されていました。
「わー美味しそう・・・初めてで、緊張しちゃった。甘いものが欲しかったんだぁ」と、やっとミモロに笑顔が戻ります。
「ミモロちゃん、ともかく練習を続けてみてください。きっともっと面白くなるはず・・・。継続することが大切ですよ」と柳本先生。「ハーイ、がんばってみまーす。みなさん、今日はありがとうございました。先生、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」、ペコリンとお辞儀を。お菓子を食べて元気になったミモロは、がぜんやる気が出たよう。
「だって、授業の後で、美味しいお菓子が食べられるんだもの・・・。楽しみ・・・フフ」
どうも食いしん坊のミモロが、お教室に通う動機は、お菓子にもあるみたい。でも、ずっと続けていたら、きっと憧れの美しいかなが書けるようになるかも・・・。がんばってね、ミモロ。
*柳本先生ご指導の「千鳥会(古筆に親しむ会)」に関する詳しい情報は、「津田楼」のホームページで。「津田楼」文化サロンにて、毎週水曜、14:00~16:00 1回2500円。定員10名(予約制)