ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

華やかな時代絵巻。「時代祭」の装束行列に、見惚れるミモロ。

2011-10-25 | イベント
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ランチを済ませて、やっと落ち着いたミモロは、いよいよ時代祭の装束行列を見に、家の近所の神宮道へ。

神宮道は、ゴールの平安神宮に通じる幅の広い道。すでにかなりの距離を歩いて疲れている行列の人も、三条通を左に曲がり、大きな朱色の鳥居を目にすると、「もうすぐゴールだ!」と思い、最後の元気を振り絞って、張り切って歩くそう。

ミモロが、神宮道に出て、しばらくすると、行列の到着を告げるパトカーを先頭に、次々人がやってきます。


明治維新時代から、江戸、安土桃山、室町、吉野、鎌倉、藤原、延暦時代まで、約1000年の時を物語る「時代祭」。京都三大祭りの締めくくるにふさわしい、華やかな時代絵巻です。


まず、遠くから、風にのって、ピーピャラピーと聞いたことがある笛の音が。そう官軍が行進する時のメロディーと共に現れたのは、明治維新時代の維新勤王隊列です。「ワーすごい行進!」ミモロは、拍手で迎えます。

楽隊や鉄砲隊につづき、桂小五郎、西郷吉之助、坂本竜馬などが登場する維新志士列。
「え、どれが坂本竜馬?福原雅治じゃないの?」ミモロ、シッ!失礼でしょ…。
次々に登場する歴史的人物は、その雰囲気を醸し出す装束とそばの名前を書いた旗で判断しましょう。

江戸時代の行列は、徳川城使上洛列。徳川幕府の名代として大名が、京都へと上洛する様子を表した列です。
そこには、ちょっとおどけた長持行列も。
さらに後ろには、毛槍をもった奴さんが続きます。

「わーキレイなお姫様が来るよー」とミモロが身を乗り出して眺めるのは、江戸時代の婦人列に登場した皇女和宮さん。

それに続き、玉瀾(ぎょくらん)という池大雅の妻が、小袖姿で。
続々とやってくる艶やかな女性たち。

安土桃山時代の列には、牛車が。「うわー大きな牛、黒毛和牛だね」

もちろん武将も。「あ、信長だって…、この時代の兜は、個性的だねぇ」とミモロは、なんか兜に詳しそう。

堂々とした風格の足利将軍と勇ましい細川氏が登場するのは、室町時代の列です。



そして、今年初登場で注目されたのが、南蛮衣装。
「オシャレな人だねぇー」とミモロも注目。

吉野時代は、楠正成。

中世夫人列と平安時代夫人列では、「わー美人さんがいっぱい来るよー」と、やはりミモロも女の子。美人には、関心があるようです。
大原女の姿の方。

淀君巴御前清少納言なども次々に。

ほら貝を鳴らしながら現れた延暦時代武官行進列。
794年の東方征伐から戻る坂上田村麻呂行軍の様子を表しています。

最後に、朝、平安神宮を出発した神幸列が続きます。
その中に、花を頭にのせた美しい白川女が。

全部の行列が、ミモロの前を過ぎたのは、16時ごろ。行列は、平安神宮の応天門の中に吸い込まれるように姿を消してゆきました。
「ホントに絵巻を見ているみたいだったー。全然退屈しないね。面白かったー」とミモロ。

「あーあ、本当にお祭り終わちゃったー。大きな祭は、もう今年はないのかなぁ?」
空っぽになった観客席を見て、フーっとため息をつくミモロです。

コメント (1)
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