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伏見稲荷神社の大祭から、ミモロは、さらに南の伏見桃山へと足を伸ばします。
「この神社でもお祭りをやってるんだって・・・」と、向かったのは、御香宮神社(ごこうぐうじんじゃ)です。
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ここは、安産の守護神と崇められる神功皇后を主祭神にお祀りする神社です。
創建時期は不明で、当初は「御諸神社」(みもろしんじゃ)と呼ばれていたそう。
「えーミモロ神社だったの?」と、びっくりするミモロ、親近感もいっそうです。
きっとご縁があるのかも・・・・。
平安時代862年に、境内から芳しい香り水が湧き出たことから、清和天皇により「御香宮」の名を賜ったそう。
今も社殿の脇に、その水を見ることができます。
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「御香水だって・・・どんな匂いがするのかな?」と鼻のきくミモロは、さっそく水を柄杓ですくって、クンクンとかぎ始めました。
「特別、香りは感じないけど・・・」。香りがいいと感じられるほど、まろやかで美味しいお水っていうことで、この名がついたのでしょう。
伏見の七名水にも数えられる名水で、一時、涸れていた時期もあったそうですが、昭和57年に復元し、昭和60年には環境庁より「名水百選」にも認定されました。ただ現在、水質検査の結果、飲料用には適さないとのことで、残念ながら今は、飲むことができません。でも、手を清めることはできますよ。
さて、歴史は下り、豊臣秀吉や徳川家康などの庇護を受け、広い敷地と立派な本殿をもつ、この神社は、慶応4年の鳥羽伏見の戦いでは、官軍(薩摩藩)の屯所となったため、戦火を免れ、徳川家康の命により建立された本殿も当時の面影を留めています。
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「わーキレイで華麗な雰囲気の本殿だねー」とその華やかな色使いと、緻密な紋様に見惚れるミモロです。
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現在、国の重要文化財である本殿は、全体の壮麗な造りと、細部にわたる緻密で美しい装飾から、桃山時代を代表する豪壮華麗な社殿として高い評価を受けています。
平成2年より開始された修理で、約400年ぶりに極彩色も復元され、華麗な当時の様子を見ることができるようになりました。
ミモロが訪れた10月8日は、毎年行われる神幸祭の期間にあたり、境内には金魚すくいや亀釣り、綿あめ、射的など、いろいろな種類の露店がたくさん出ていました。
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ミモロも、露店を覗きながら、参道を本殿へと向かいます。
境内には、金色の金具で豪華に飾られた神輿が、3基、鎮座していました。
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神輿の中でも、特に大きい神輿が、社殿のそばにありました。それは通称「千姫神輿」と呼ばれるもの。
徳川家康が、孫の千姫の誕生を祝い奉納したもので、日本一重い神輿と言われ、今は担がれず、この神幸祭の期間に特別公開されています。
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神輿のほかにも、大きな獅子頭や
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りっぱな鎧など
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貴重な品々を拝見できるのも、祭り期間の楽しみです。
御香宮神社の神幸祭では、花傘能舞台での奉納行事や花傘巡行、神輿の巡行など、さまざまな祭事が行われます。
「今日の祭事は、宵宮祭だって・・・。夜のお祭りだから、見られないね」と、夜、お友達と約束してしまったミモロは、祭事を見ることができず、ちょっと残念そう。
「今度、静かな雰囲気の神社にもゆっくり来てみたい・・・小堀遠州ゆかりのお庭もあるんだって・・・それにミモロ神社だったんだもの・・・」
ミモロは、夕方になり、いっそう多くの人で、賑わう境内を後に、帰路に着きました。
まだまだ、京都のお祭りは、各所で行われ、ミモロは忙しい日々を過ごすことに。
*「御香宮神社」の詳しい情報やアクセスは、ホームページから