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「ホントに10月ってお祭りがいろいろ…。ご近所の神社だけでも、忙しかったねぇ。でもたくさんお参りしたら、きっといいことがいっぱいあるよねぇ」とミモロ。

15日には、剣鉾や神輿の巡行などが行われた「粟田神社」の例大祭が。
「どうぞ座ってください」と氏子の方に勧められ、ミモロもチョコンと片隅に座り神事を見守ります。

この日、「舞楽」の奉納も。

「なんか怖いお顔をした面だね・・・」とミモロは、ちょっと怖がっているみたい。
これは、「蘭陵王」という舞楽の演目。古代中国の南北朝時代の武勇に長けた王様で、実は、本当は、ハンサムでやさしいお顔の持ち主。戦いに際し、恐ろしい形相の面をかぶり、勇ましく戦い勝利したという伝説を題材にした舞楽です。
例大祭の神事も進み、ミモロも氏子の方々に混じって、玉串を奉納し、お神酒をいただく直会(なおらい)を済ませ、神饌をいただきます。

そして、帰りかけた時、「もう抹茶はいただきました?」と氏子の方に呼び止められたミモロ。
「え?抹茶?まだです」そういうと、「じゃ、今、すぐ準備しますから、そこで待っててくださいね」と。
「でも、いいのかなぁーお茶までごちそうになって…」と言いながらも、ちゃっかり緋毛氈に座っています。

お茶とお饅頭をいただき、いつもなら、すごく元気になるミモロも、この日は、なぜかしんみりと。
「ごちそうさまでした…」お礼を言って、参道へ。

「アー。もう粟田神社のお祭りおわっちゃった…」そうつぶやきながら、だれもいない参道をトコトコと。
祭りの後の寂しさを、じっと噛みしめるように歩くミモロです。
でも、この週末には、近所のほかの神社でも大祭が。
16日は、うさぎおみくじがある「岡崎神社」の大祭が。




岡崎神社の大祭には、子供神輿や珍しい「湯神楽」という釜に沸かした湯でのお祓い神事が行われました。
「お湯をかぶるとお祓いされて、厄が落ちるんだって…キャ!濡れちゃった」とミモロも、神事を見守る人の前列に出て、お湯を受けます。
また17日は、京都のお伊勢さんと言われる「日向大神宮」で例大祭がしめやかに。



伊勢神宮の新嘗祭同様に、こちらでも内宮で重要な神事が執り行われたのです。祭典では、お神楽の「人長の舞」が奉納され、厳かな雰囲気。
ミモロは、内宮への玉串の奉納もすることができました。
そして、いよいよ22日は、京都御所と平安神宮で、京都三大祭りのひとつ、時代祭が行われます。
「そうだ!まだお祭り残ってたんだ…華やかな時代装束の行列でしょ?楽しみー」
ミモロは、待ち遠しい様子です。
今年も見どころが多い、時代祭り。ぜひ、お見逃しなく!
*「時代祭」の詳しい情報は、「京都新聞の時代祭特集」が、とてもわかりやすくおすすめ。京都に関するいろいろな情報も知ることができます。