ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京友禅の図案をアロハシャツに。今や京都を代表するファッションブランド「Pagong]のショーへ

2015-03-27 | ファッション

3月のある日、ミモロは、お友達の亀田和明社長から、ファッションショーのご案内を頂きました。向かったのは、東山「青蓮院」の向かいにある「パビリオンコート」という結婚式やパーティーに使われる建物です。
  
ミモロが到着した時は、すでに会場には、お客様がいっぱい。「もうお席ないんだって~」と、ミモロは、立ってショーを見ることに…。

さて、このファッションショーは、今や京都を代表するファッションブランドに成長した「Pagong」(パゴン)が開催した新作および琳派の記念年にちなんだ特別な作品などを発表するもの。

その会社の社長さんが、亀田和明さんです。

そもそも「Pagong」ができたのは、平成14年。その母体となるのは、大正8年に創業した京友禅の染屋である現在の「亀田富染工場」です。戦前、戦後まで、京友禅の染めを手掛け、着物の需要が高まった頃は、100人以上の染めの職人さんが働いていたそう。その後、着物の需要が減少するとともに、洋服地の染めを行うことに…。

しかし、洋服地メーカーからの下請け仕事だけでは…という思いを抱く亀田社長。自社工場の蔵には、京友禅の図案が、数千点もあることに気づき、それを活かす方法を思案します。そして、その図案を使い、アロハシャツを製作。カラフルな色調と優れた図案、上質な素材で作られたアロハシャツは、京都で評判に…。そしてできたブランドが「Pagong」なのです。

平成14年の1号店、祇園店、三条店をオープン、そして東京の小田急百貨店新宿店ハルク内にも出店するという成長ブランドです。

いよいよ新作発表のファッションショーが始まりました。
  
ミモロの前には、次々にモデルさんが、新作を来て、さっそうと登場。

友禅の図柄を思わせる千羽鶴のアロハシャツや表面に箔の加工を施した波に鶴のタンクトップなど、和の図案をモダンにデザインした作品が次々に…。今年の琳派400年を記念したコレクションです。名付けて「リンパゴン」
 

そのリンパゴンのコレクションの中でも、ひときわ会場の人々の注目を浴びたのは、「細見美術館」所蔵の神坂雪佳の代表作「金魚玉図」をアレンジしたもの。
「あの金魚知ってる~」とミモロも身を乗り出してみています。
明治・大正・昭和にかけて京都で活躍した絵師であり、図案化の神坂雪佳。特に、金魚を正面から捉えたユーモラスな構図は、今も、根強い人気を誇ります。

また、東京国立博物館所蔵の酒井抱一の「流水四季草花図屏風」からアレンジした作品も、注目の的に…。


ミモロは、次々登場する作品に釘づけです。


さらに、おしゃれな女性のための作品もいろいろ。
「すごくおしゃれ~。年齢を問わず、その人なりに着こなせる感じ~」とミモロをうっとり憧れの視線。
  

さて、いよいよショーをフィナーレを迎えます。
「え~もう終わっちゃうの?」
おしゃれ好きのミモロとしては、もっともっと見ていたいよう…。

亀田社長のご挨拶で幕をなったショー。
訪れたお客様たちも、「楽しかったね~」と笑顔です。


ショーが終わった会場で、ミモロは、モデルさんたちが歩いたセンターでポーズをとって、歩きはじめました。
「ミモロもモデルさんになりたい~」

う~ちょっと背が足りないと思うけど…。

「ミモロちゃん楽しかった?」と亀田社長と細見美術館の館長さんに…

「はい、とても…また美術館にもおじゃましま~す」とご挨拶したミモロでした。

*「Pagong」の詳しい情報は、ホームページで…。
 




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コメント
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