ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都の町中にある畑。八百一本館3階にある「六角農場」。すくすく育つ野菜たち

2015-11-04 | ものづくり

京都の町中、六角通と東洞院の角に、2013年にオープンした「八百一 本館」は、美味しい食材が豊富に揃っていると評判のお店です。
  

モダンな建物の1階には、厳選された食材や手軽に味わえるお惣菜など、さまざまな種類の味が並んでいます。
「まずは、上の階から、ゆっくり見て行こう~」と、ミモロは、エレベーターで3階の屋上へ上がりました。

エレベーターのドアが開き、ミモロは、お日様がまぶしい屋上へ降り立ちました。
「え~ここ、畑~?!」
 目の前には、青々と茂る野菜…
「ここビルの屋上なのに~」と、不思議そうに畑を囲む小路をトコトコと…

「八百一」は、全国の有名百貨店やスーパーに、新鮮な野菜を卸しています。その多くの野菜は、北海道など全国にある自社農場で大切に育てられたもの。

ここ、京都、六角の本館を建設するに当たり、子供たちをはじめ、多くの人に、野菜の成長する様子など、野菜のことを、より深く知ってほしいという思いから、屋上に「六角農場」という畑を作ったのだそう。

屋上には、丹波で丁寧に土づくりされた野菜の生育に適した土を50センチ以上も盛ってあるのだとか。これほどの本格的な屋上農園は、日本でも初なのだそう。
「すごい~」と感激するミモロ。

「あの~ここの畑のお世話しているんですか?」と、作業中の方に…。
「はい、私は、育ててます」と、この会社のスタッフの恥ずかしがり屋の内藤さん。

「ここは、町中ですから、農薬は一切使えません。だから虫は、手でとっているんですよ」と。
「わ~無農薬野菜なんだ~」ビルの屋上なので、陽の光をいっぱいに受けた野菜は、内藤さんの愛情もいっぱい受けて、スクスクと育っています。

今は、冬野菜が成長しているところ。白菜、九条ネギ、金時人参、ほうれんそうなど、さまざまな種類の野菜が一面に…。

ここで収穫された野菜は、ビルの中のレストランなどで調理されたり、売り場で販売されるそう。

ミモロは、野菜のそばで、そのイキイキとした息吹きを感じます。
「よく育ってる~」

実は、ミモロも野菜作りは、お得意…前のマンションのベランダで、シシトウ、ナス、大葉、パセリ、セロリなど、いろいろなものを育て、収穫した経験があります。

「それ、なにしてるんですか?」水場で、作業なさっているそばへ
「これは、ほうれんそうの間引きしてるんです。この葉っぱも美味しんですよ」と。
「ホント、おいしそう…」新鮮な野菜は、そのままで食べたい…ミモロの目が、光ります。食べちゃだめよ…ミモロ「うん…」

内藤さんが、水場を離れたとき、ミモロの姿もありません。どこ?
いました…
「よいしょ…」
畑の脇に置いてある長靴を履こうとしています。
「ウ~動けない…お手伝いしたかったのに~」
今度、自分の長靴持ってきましょうね…。ミモロは、お手伝いがしたくてたまらないよう…。

「ミモロちゃん、こっち来てごらんなさい…」と呼ばれて、「なぁに~?待って、手洗ってから…」
水道で、手を洗って、ミモロは、内藤さんの後を追います。

「あ、柿がなってる…」途中で見つけた柿の実…「まだ、熟すのに、もう少し…」


「そっちじゃなくて、ここ…」と、枝の間を指さして…

枝には、なにから網のようなものがさがっています。「これ、なぁに~」とミモロ。
「あのね、これは、メジロの巣…」「え~鳥のメジロ…こんな町中に住んでるの?」と、信じられないような顔つきに…。

ミモロの家にも、よくメジロは飛んできます。でも、その巣を見たことはありません。
「へぇ、メジロさん、ずいぶん賑やかなところに住んでるんだね~」と、すでに雛は、成長し、巣立っていった小さな巣です。

「子育てしてるとこ見たいなぁ~」と。

「こっちは、なぁに?」と、そばのガラスの中を覗きこむミモロ・・・さて、その中には…


*「八百一 本館」の詳しい情報は、ホームページで


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