ミモロが、毎日通る三条通。東大路通と交差する「東山三条」の交差点から、三条大橋に向かって少し歩くと、通りの北側に、ガラス張りのお店があります。
「なんのお店だろ?」と、ミモロは、興味津々。ある日、中に入ってみることに…。


「Hi Ma Wa Ri」とアルファベットで書かれた店名。「ひまわりね~」
お店の中には、大きなガラスのケースが…「わ~美味しそうなフルーツが並んでる~」

冷凍されたフルーツがズラリ…「いちご、キウイ、ブルーベリー…」ミモロの好きな果物が…
「あの~ここなんのお店なんですか?」

「ソフトクリームのお店なんですよ~」とこのお店の鴻池まりさん。このお店は、鴻池さんご夫妻が10月10日から始めました。
北海道の十勝の花畑牧場のお仕事をしていたというまりさん。今も、関西のイベントなどのお手伝いをなさるそう。ご主人は、庭師さんで、市内のお寺のお庭を手掛けています。

「なんでソフトクリームのお店開いたんですか?」とミモロは、まりさんに尋ねます。
「甘いものは、実はあんまり得意じゃないんですが、アイスクリームは大好き。でも、本当に美味しいって思えるものになかなか出会えなくて、それじゃ、自分で始めようと…」
ここのソフトクリームは、コーンの上にニョロニョロとアイスクリームをのせるタイプではありません。好きなフルーツを選んで、それをアイスクリームとミルクやヨーグルトの中に入れて、ミキサーにかけるもの。

「あの~いちごのソフトクリームください…ミルク入りでお願いします」とミモロは、大好きないちごを選びました。

「わ~美味しそう…いちごでアイスクリームがピンク色になってる…」

口に入れると程よい甘さが広がります。
ここで使われるミルクやヨーグルトは、すべて北海道の契約牧場のもの。ミルク自体の美味しさが違います。
「コクのある味…でも、しつこくない…美味しい~これが本物のアイスクリームの味なんだ~」とミモロ。

「ちょっとこれ試食してください…」

「それは、ハスカップっていいう北海道で獲れるもので、昔からアイヌの人たちが、食べていた不老不死の実と呼ばれるものです。ビタミンなどを多く含んでいて、目にいいんですよ…。それだけで食べるとすっぱいけど、ソフトクリームにすると、すごく美味しんです…」と。
ミモロは、カップに残ったアイスクリームに混ぜてみます。「ホント、美味しい~!今度、これ食べる…」と気に入ったよう。
ここには、常時12種類ほどのフルーツが用意され、季節ごとに替わるものも。
今は、栗の渋皮煮を使った秋の味がおすすめ。渋皮煮も自家製だそう。

「これなんですか?」

添加物が入っていないソフトクリーム…安心して食べられ、甘いものが苦手という人にも、ミルクやフルーツのもつ甘さは、きっと好きになるはず…
「ところで、あの自転車なんなんですか?」とミモロ。店に置いてある2台のサイクリング車が気になるよう。

「私たち、ふたりともサイクリストなんです。主人は、レースにも出場する選手なんですよ…」その本格的な自転車から、お二人の実力が伺えます。
「ミモロも自転車大好き…ミモロ号っていう赤いの持ってるの…でも、すごく走るの遅いの…みんなに抜かれちゃうんだよ~」と不満そうな目つきで、チラリと私を…。
「ミモロ号と全然違う…わ~細い車輪…」 ミモロ号は、ママチャリ…比べない…
すっかり仲良しになった二人…「また、食べに来ま~す」と、手を振ってお店を出たミモロです。
*「Hi Ma wa Ri」京都市東山区七軒町25の2 075-746-5647 11:00~18:00 不定休
京阪三条駅から徒歩5分。東西線東山駅から徒歩3分。市バス「東山三条」から徒歩2分

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