上質の鞄づくりで知られる北海道に本社のある「鞄いたがき」の京都店。そこで毎月開催される「ものづくり教室」にミモロは、参加しました。これは、タンニンなめし革の良さと、丁寧ないたがきの仕事を多くの人に深く知ってほしいという思いから開催されるお教室です。


御池通に面したお店には、使い込むほどに味わいが生まれる鞄がいろいろ揃っています。
1階の入り口のそばのスペースが、「ものづくり教室」の会場です。


机の上には、箱や布などが用意されています。机の脇にも太い木材が…「何するんだろ?」とミモロは、興味津々です。
「ミモロちゃん、いらっしゃいませ~お待ちしてましたよ」と、ものづくり教室の先生…お店の素敵なスタッフさん。

「では、さっそく始めますから、準備してください」と、ミモロにエプロンを…


さぁ、準備完了です。この日作るのは、タンニンなめし革を使ったキーホルダーです。



グルリと中に鍵を包み込むタイプ。4本鍵がつけられます。
ミモロの前には、キーホルダーを作る材料が並べられました。


ここでは、すでにカットされた革の縁を整え、必要な部品をつける作業が行われます。
机の上の箱を開けると、中には、革の縁を整えるためのインクやフノリなどが…。

「では、まづ縁の部分に色づけをします…。スポンジにインクを含ませて、ゆっくり縁をなぞっていきます」とお手本を…

「フムフム、マニキュアを塗る要領ね~」と、じっと先生のやる様子を見つめ、ミモロもやってみます。

「2度塗りしてください…」インクは、革に吸い込まれるように…。
「次は、フノリをつけて、縁を滑らかになるように磨きます…」


布に少しフノリを含ませて、縁にはみ出した革の繊維を取り去るように磨きます。
「ゴシゴシ…」

革のカットした断面を磨くことで、仕上がりがキレイになるのです。
「はい、もういいですよ~きれいになりましたね~。次に、ツヤをだすためのサーマルコートという液を2度塗りします。皮膚についても、洗えば取れますが、布につくと取れなくなるのでミモロちゃん十分注意してください・・・」

ミモロは、自分につかないように十分に注意しながら、キーホルダー本体と鍵をつける部分を塗り終えました。

「2度目は、少し前のが乾いてから塗りますから、ちょっと待ってくださいね~」

「さぁ、もういいでしょ。では、もう一度ぬってください…」「は~い」

あまりたくさんつけ過ぎると、後で、ひび割れができたりするそう…薄く、均一に塗ることが大切です。
「ホント、マニキュアみたい…」とミモロ。「そうですね。だからでしょうか、女性の方が思い切りがよくて作業が早いんですよ」と先生。男性は、完璧を求めるのか、ひとつひとつの作業がとても慎重なのだそう。それに引き替え、女性は、失敗しても「まぁどうにかなるわね~」と、サッサとやって、多少はみ出しても気にしないのだそう。
ミモロも女の子ですから、やはり思い切りはいいほう…。「ホント、ミモロちゃん上手ですね~」と褒められました。
「では、次は、キーホルダーを組み立てましょう…」
*「鞄いたがき」の詳しい情報はホームページからどうぞ…。

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