「わ~いいお天気~」と、朝、ミモロは、清々しい空気を思い切り深呼吸。
15日は、京都三大祭のひとつ、「葵祭」=「賀茂祭」の当日です。
「京都御所」から「下鴨神社」、そして「上賀茂神社」へと続く斎王代の行列を、ミモロは毎年、どこかで見物しています。
今年は、「下鴨神社」で見物します。
糺の森には、有料拝観席が沿道に用意されています。
「神社の中で、無料で見物できる場所、なんか少なくなったみたい…」。そう、確かに、団体旅行や特別企画のツアーなどで、行列がよく見られる場所は、占められています。当日有料席は2000円です。
毎年、ミモロは、行列のコースの途中で見物していました。
でも、今年は、「一度は行ってみよう~」と大奮発して、楼門の内側のお席を5000円で予約しました。
拝殿の周囲に座り、平安朝以来の古儀「社頭の儀」に参列するのです。
「ここから特別席の人だけ~」
入場制限がされ、予約した人だけが、入場できます。
「社頭の儀」は、11時40分から。ミモロは、30分以上前に到着しましたが、前の方の席はすでに満員。ミモロは、後ろの方で見学することに・・・「見えるかなぁ~」と、小さいミモロはちょっと心配そう。
さて、「社頭の儀」に参列する人には、記念品が付いています。
「葵祭」のパンフレット、「特別除難」のお札、そして素敵な絵が描かれた色紙です。
パンフレットで「社頭の儀」のことを読みながら、斎王代の到着を待ちます。
いよいよ儀式が始まります。
「社頭の儀」は、「葵祭」の中心的な神事。下鴨・上賀茂の両神社で、ご祭神に、勅使が御幣物を備え、御祭文を奏上します。多くの人たちが見物するのは、この「社頭の儀」を行うために向かう行列を見物するのです。
次々に儀式のお役目を担う人たちが到着。「斎王代さん、まだかなぁ~」と待ち焦がれるミモロです。
「あ、到着した~」。楼門前の鳥居で、輿を降りた斎王代は、童女や命婦を伴い、徒歩で楼門をくぐります。
今年の斎王代は、富田紗代さん。同志社大学の2年生です。
「わ~きれい~」ミモロの前を次々に時代装束をまとった女性たちが通りすぎます。
女性たちは、舞殿の西側に着席し、儀式を見守ります。
「なんかお雛様みたい~。艶やかだね~」まさに平安絵巻という感じ。
ミモロを身を乗り出して、見物します。
次々執り行われる儀式。最後に、来賓の方々が参拝します。
「あ、山田京都府知事、門川京都市長もいらっしゃる~」
お二人とも正装で出席です。
参拝者を代表して参拝するのは、NHKの朝ドラ「べっぴんさん」に出演した土村芳さん。
ぶ儀式をずっと見守っていらした斎王代。いよいよ退席の時が…
女性たち、全員がここで退席。「きっとランチタイムだね~」とミモロ。そう、まだまだ「上賀茂神社」までは距離があります。
でも、まだ儀式は続きます。
神場が舞殿を3周する「牽馬の儀」。「わ~キレイな馬~」と周囲からも声が上がります。
さらに「東遊」という舞人が舞殿で、2曲舞います。
「なんか雅だね~あの曲、平安時代の人たちも聞いたのかなぁ~」といにしえの時代に思いをはせるミモロです。
厳かな神事は約1時間半で納められ、ミモロたちは、席を立ち、楼門の外に向かいます。
「キレイ~」
楼門の前には、花を飾られた風流傘が並んでいます。
行列に伴う神馬たちも休憩中。「まだ上賀茂神社まで4キロぐらいあるもんね~。しっかり休憩しなくちゃ…」
「ミモロちゃん、かわいい~お写真撮らせて・・・」とお友達。「いいよ~」
この日、ミモロは、巫女さんスタイルでした。
「葵祭が終わると、京都、すごく暑くなるね~」と、今は、とても爽やかな気候。また暑~い夏が訪れるのも間もなくです。
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