三条通から富小路通を少し北に進んだ場所にある「京都 便利堂」は、明治20年創業の絵はがきの老舗です。
ここで扱う「絵はがき」は、美術作品をモチーフにその魅力を損なうことなく伝えられるように高いクオリティーで印刷することから「美術はがき」と呼ばれます。
明治35年から絵はがきを手掛け、さまざまな美術館などのミュージアムショップで販売される美術はがきを納めています。
店内の壁には一面、さまざまな絵はがきが並んで、美術館や図録などで目にしたことがある名作・秀作がいろいろ。
メールが発達した現代。自分の気持ちを伝える手段に簡単にメールで済ませる時代です。
でも、その人を思い、また自分の気持ちを反映するような絵はがきで言葉を伝えることは、メールとは異なる特別感にあふれるもの。「メールだと、直ぐ削除しちゃうけど、絵はがきはずっと捨てられないよね~」とミモロも頂いた手紙やはがきは、大切に持ち続けています。
手紙のようにたくさん文字を書かなくても、絵はがきは、文字を書くスペースが少ないため、ただ一言で気持ちを伝えられ便利なのです。
しかも、送った人と送られた人は、1枚の絵はがきで、いろいろな思いを共有できる、素敵な時間が過ごせます。
さて、ここ「便利堂」は、日本で唯一、コロタイプという19世紀にフランスで発明された顔料による写真印刷技法を行えるところです。
その仕組みは、ちょっと複雑なので、ホームページで詳しく説明されていますので、そちらを…。
版画のように手間をかけ、幾度も色を重ねます。ともかく熟練した職人さんの技のみができる技術なのです。
コロタイプの作品には、人の手と目でしか成しえない、微妙なニュアンスが作品に表現されています。
この技術は、鳥獣戯画をはじめ、多くの文化財の複製づくりにも活かされています。
「ここの品って、美術品がすごく身近になるね~」とミモロ。
美術作品をモチーフにした手軽なグッズもいろいろ揃っています。
ファイルや絵本もあります。
「なんかここ小さな美術館みたい~」とちょっとベンチ寛ぐミモロ。
しばらく休んで再び棚を見て回ります。
「すてきな筆記用具もある~」ミモロは、文房具が大好きです。
「あ、これすごく趣味がいい御朱印帳~」
無地の布張の御朱印帳です。
「ここに来ると、自分が好きな美術品のハガキが見つかるね~」そう、大人のお土産にピッタリ。
実は、ミモロは、このお店の東京店にも行ったことがあります。
「そう神田神保町にあるんだよね~」
京都のお店は、町家の中に…。ぜひ京都にいらしたら覗いてみてはいかがでしょ?お気に入りの美術作品のハガキにであるのを楽しみに…
*「便利堂」京都市中京区富小路通三条上ル西側 075-253-0625 10:30~19:30 水曜休み
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