新緑がみずみずしい5月の京都。ミモロは、ある朝、自転車でお散歩に出かけました。
向かったのは、高野川から松ヶ崎方向へ。
「あれ?ここにもお水流れてる~」


すがすがしい新緑が、まるでトンネルのように枝を延ばしています。



この流れは、「白川疏水」。琵琶湖疏水の分流で、銀閣寺の哲学の道から、町の北側を流れ、松ヶ崎浄水場のそばから、下鴨中通付近へと続きます。その先は、どうも鴨川に流れているよう。
「ここって、桜の穴場かも~」

「来年は、ここにも来なくちゃね~」とミモロ。観光客でにぎわう哲学の道と異なり、住宅地につづく桜並木。京都には、そこに暮らす人たちが、静かに楽しむ桜が、いたるところにあるのです。


「モンシロチョウも飛んでる~」

「あ、まだお花咲いてるよ~」

住宅地の中をあちこち自転車で走り回り、「止まって~!」と突然大きな声を出すミモロ。自転車から飛び降りて、トコトコ片付くのは、自販機の前。

中を覗くと、「え~お漬物が入ってるよ~」とビックリ。


これは、京都名物の「すぐき漬」の自販機です。柴漬、千枚漬と並ぶ京都三大漬物のひとつ。カブの一種のすぐきを漬けたものです。
ミモロが、自販機の前に立っていると、通りかかったオジサンが、「なに?」と自転車を止めて、ミモロに話しかけました。「あの~これお漬物の自販機なんだ~珍しいと思って…」とミモロ。「ホントだ、すぐき漬ねぇ~。これは冬の、もんだからもうあんまり出回ってないんだけどねぇ~」と。
この自販機は、冷蔵装置が付いているので、冷蔵庫と同じ。
「でも、自販機があるってことは、この辺りの人たちって、このお漬物が大好きなんだね~」と思うミモロでした。
いろいろな自販機がありますが、「すぐき漬自販機」は、おそらく京都だけ。

「お散歩すると、いろんなものに出会うねぇ~」と、ますますお散歩が楽しくなるミモロでした。
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