あけましておめでとうございます。2018年もどうぞよろしくお願いいたします。
「ミモロ、今年もがんばって、いろいろレポートしますね～。お楽しみに～」byミモロ
さて、2017年の大晦日のお話から2018年のスタートします。
大晦日、ミモロは、午前中、大掃除をした後、午後、京都各所を回るのに大忙し。
「だって、いろいろな神社やお寺で、新年を迎えるための神事などがいっぱい行われるんだもの」と。
午後15時に向かったのは、「平安神宮」です。
毎年、大晦日に行われる「大祓」の神事で、日ごろの穢れや罪を清め、新たな気持ちで新年を迎えるための神事です。
「2017年のいろいろをリセットするんだ～」と、神事が行われる境内の一角に向かいます。
「これに記入しなくちゃ」
身の穢れをこのヒトガタに移し、穢れを祓ってもらいます。
白とブルーの幕で囲まれた場所が神事を行うところ。
ミモロは、参列者と共に、「大祓詞」（おほはらへのことば）を奏上し、小さく刻んだ紙を体に振りかけて清めるのです。
その後、みんなで本殿で、さらに神事が行われます。
「なんかすっきりしちゃった～」と、1年の穢れを清めたミモロです。
神社では、初詣のための準備も整い、「あと8時間後には、ここにいっぱい初詣の参拝者が詰めかけるんだよね」
そう、2018年のカウントダウンが行われると、それを待ち構えた参拝者が、次々に本殿に進みます。「すごくたくさんの人が来るの」とミモロ。元旦の夜は、朝まで門が開けられているのです。
「さぁ、今度は、『八坂神社』行ってみよう～」とミモロは、トコトコ歩いて、祇園方向へ向かいます。
祇園の「八坂神社」では、「除夜祭」に続き「白朮詣」が行われます。
「白朮詣（をけらまいり）」は、京都らしい大晦日の風習で、オケラという薬草の一種を含んだ縄に、神社で灯された火を縄に移し、それを家に持ち帰り、かまどの火にする風習です。その火を用いることで、無病息災や火伏のご利益をいただけるのだそう。
「オケラって、動物じゃないんだよ～」とミモロ。以前、ミモロは、火をいただいて、家まで火が消えないようにグルグル回しながら帰りました。「そうなの、グルグル縄を回すの楽しんだ～」とミモロ。
境内で売られている長い縄を購入し、それに火をつけます。
「縄は、用意されてるけど、まだ火が付いてない～」とミモロ。そう、「白朮詣」が始まるのは、19時過ぎから、ミモロは、少し早く来過ぎてしまったのでした。
「残念～まだだったんだ～」と、本殿にお詣りしてから境内を歩いて時間を過ごすつもりかも…。
「今年もありがとう～」と神社の境内にある大黒社にも参拝し、そこにいるウサギにも挨拶を…。
「なんかお腹空いちゃった～」と言い出したミモロ。「白朮詣りの前に、晦日そば食べる～」と。
そこで、神社をひとまず出て、おそばを食べてから、再び戻ることに・・・。
「あれ、桶がある～」と。「八坂神社」の門のそばに水が入った桶が置かれています。
この桶は、をけら火を消すための水。昔は、市バスも地下鉄も電車も、をけら火がついた縄を持ち込めたそう。でも、最近は、交通機関に、もちこむことはできません。歩行にも注意が。「ほかのお寺や神社に参拝するとき、をけら火、消さなくちゃいけないんだよね」。そう、火を持っては、どこも移動ができない状態になっているのです。
「そのうち『をけら火』できなくなるんじゃないの～？」と心配するミモロです。
「八坂神社」からミモロは、東山三条近くのお蕎麦屋さんを目指して歩きます。その途中にあるのが、「知恩院」
ここには、大きな釣鐘があって、除夜の鐘をつく様子を見ようと、なんと17時頃には、60人くらいの列ができていました。「こんなに早い時間から待つんだ～」とミモロはビックリ。
大晦日は、どこのお蕎麦屋さんも満員状態。
ミモロが目指したのは「桝富」さん。「ここの鴨せいろ大好きなんだ～」と。
すでにお店の前には、数人の人が待っていました。「でも、食べたいな～」というので、しばし待つことに。
20分ほど待って、ミモロは、席に着けました。「よかった～。あんまり待たなくて～」そして、大好物の鴨せいろを注文。
「これ、今年の晦日そばにするの」とミモロ。京都では、年越しそばとは言わず、晦日そばといういい方が一般的。「年越しそばって、節分の旧暦のお正月の前に食べるそばのことらしいよ。京都では・・・」
「ごちそうさま～。なんか眠くなっちゃった～」とミモロ。
あれ？大晦日にまだやることあるのに～。さぁ、お帽子とマント着てください。次へ行きますよ～ミモロ…。
「うん…ムニャムニャ・・・」眠そうなミモロを起こして、次に向かいます。
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