「京都御苑」の北側に位置する臨済宗相国寺派大本山「相国寺」。永徳2年(1382)に足利義満の発願で、翌年夢窓国師を開山として創建されました。広大な敷地には、今、蓮の花がその清らかな姿を見せてます。
京都に来て以来、ミモロは、蓮の花が大好きに。「極楽浄土の雰囲気感じる~」と。
池のまわりを蓮の花を見るためにあちこち歩き回っています。
「相国寺」は、「金閣寺」「銀閣寺」の2つの世界遺産を有するお寺としても知られます。
蓮を眺めた後は、境内の散策へ。
春と秋の「特別拝観」の折は、大勢の参拝者が訪れますが、普段は、静かな境内です。
「ここに参拝してゆこう~」とミモロが立ち寄ったのは、「弁天社」です。
「お寺に弁天様がいらっしゃるんだ~」そう、この弁財天は、もとは御苑内の久邇宮邸の守護神として祀られていたそう。明治13年(1880)に久邇宮家が東京に移られた折に、ここにご寄進され、以来この地で大切に祀られているのです。
「ここにも神社がある~」
こちらは「宗旦稲荷」。なんでも江戸時代に、この境内に住む1匹の白狐が、しばしば茶人、千宗旦に姿を変え、近所の茶人に家でお茶やお菓子を食い荒らしていたそう。そこで相国寺の塔頭の慈照院の茶室びらきでお点前を披露したところ、そこに現れた宗旦キツネは、その見事なお点前に感激し、以来、化けるのをやめたという故事が伝わっているのです。
でもこのキツネは、いたずらをするだけでなく、禅の教えを人々に伝えたともいわれ、その死後、供養したそうで、それがこの社として、今も残っているのです。
「お茶や禅のことわかってるキツネさんなんだ~。いたずらものだけど、偉いね~」と、お茶のお稽古の難しさを知るミモロは、関心しきり。
参拝とお散歩を終えたミモロは、「お腹空いたから、おうちに戻ろう~」と自転車に飛び乗りました。
え?もうお散歩おしまい?「うん、朝ごはん食べなくちゃ~。夏バテしちゃうもの」と。どんなに暑くても、なぜか食欲だけは減退しないミモロです。
午後になり、ミモロは再び「相国寺」へ。
境内にある「承天閣美術館」で9月30日まで開催される「サンタフェ リー・ダークスコレクション 浮世絵 最強列伝ー江戸の名品勢ぞろいー」という企画展のレセプションにやって来ました。
アメリカの空軍士官として、1958年から3年間、日本の横田基地にに駐留した際に、日本美術に強い関心を抱き、その後、実業家などを経て収集した浮世絵版画は、菱屋師宣、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重など名だたる浮世絵の名品。それらが、今回、初公開されることに。
1990年、1999年に来日し、浮世絵への関心が高まり、それから美術館が所蔵するレベルの浮世絵の収集を始めたのだそう。
「すごくお金持ちなんだね~」と、収集した浮世絵と共に、そちらの方に関心を持つミモロでした。
数多くの浮世絵がお里帰りした展示会。
ミモロも本などで目にしたことがある作品が多数展示されていました。
いずれも大変保存状態がいい作品ばかり。美しい色彩が残っています。9月30日までの会期で、前期と後期に分かれ展示品がかわります。ぜひ、足を運んではいかがでしょ。
*詳しい情報は「相国寺承天閣美術館」のホームページで
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