西日本各地に甚大な被害をもたらした「西日本豪雨」。直後から、京都には猛烈な暑さがやってきました。
お散歩は、早朝しかできなくなったミモロ。この日は、近くの「下鴨神社」の糺の森を歩きます。
多くの雨で、水分を十分に吸い込んだ森の木々は、より深い緑になっています。「朝は、観光客がいないから、静かだね~」と、澄んだ空気を吸いこみながら、トコトコ進みます。
まずは、本殿に参拝。そして本殿脇の小川を覗きます。
「ここ、水の中進むんだよ~。冷たいんだ~」と。ミモロが言うのは、「みたらし祭」と呼ばれる「足つけ神事」のこと。
毎年、土用の時期に、無病息災を願い行われます。
今年の「足つけ神事」(みたらし祭)は、7月20日から29日で、20日のみ朝5:30~21:00、ほかの日は9;00~21:00
とポスターに。
参拝に訪れた人たちは、本殿そばで、受付を済ませ、お供えするロウソクを手に、みたらし池へと進み、池に面した「井上社」の祭壇にロウソクを献灯し祈願するのです。
「このみたらし池は、5月の「葵祭」の時に斎王代がお浄めをする場所。そしてこの泡が、みたらし団子のルーツなんだよね」とミモロの説明。
「この池に足を付けながら歩くんだ~。冷たくて気持ちいいの~」と、暑さが苦手なミモロも楽しみにする夏らしい神事です。
この「足つけ神事」には、ミモロは、朝早い時刻に訪れるようにしています。夜は、大勢の参拝者で列ができるほど。1時間待つケースもあります。「でもロウソクの光なんか、なかなか素敵なんだけどね~」
どうぞ、濡れてもいい服装とタオル持参で参拝を…。京都の夏を象徴する神事の一つです。
「そうだ、あそこに行ってみよう~」と・・・、
下鴨神社からミモロは、高野川と賀茂川が合流する、通称「下鴨デルタ」という三角州へ向かうことに。
先日の豪雨の時は、川の水位が上昇し、ミモロが立っている場所まで水に浸かりました。
「この石垣、完全に見えなかった~」と、そのときの激しい濁流を思いだします。
三角州の先端まで歩いたミモロ。「どうぞ、あんな激しい濁流が再び訪れませんように~。そして西日本豪雨で被害を受けたみなさんが、穏やかな暮らしに戻れますように~」と、川に向かって静かに祈りいます。
しばらく再び澄んだ川の流れを見つめていたミモロです。
あれ?いない…さっきまでいた場所から…ピョンピョンピョンと、ジャンプ。そばの亀とチドリの飛び石にミモロが…
そこにいたんだ~。「うん・・・この亀さんも豪雨の時は、ずっと水の中にいたんだよ~。大変だったね~」と。そう、もちろん、そのときは、飛び石の場所すらわからぬ状況でした。
ミモロの好きな竜宮城ごっこ。亀の背中にのって竜宮城に行くのを想像する遊びです。
朝のまばゆい陽光が、ミモロの体に降り注ぎ、川面を渡る風が涼やかにミモロの毛並を吹き抜けます。
町の中心部は、祇園祭で賑わっていますが、ちょっとそこから外れれば、普段と変わらぬ静かな時間が流れています。
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