7月28日、京都にも台風12号の接近が心配される夜。一乗寺の「真言宗修験道 大本山 狸谷山不動院」では、恒例の「火渡り祭」が行われました。ミモロは、毎年参拝しているお友達に、初めてその祭りに連れて行ってもらいました。
「この250段の石段上らなくちゃ~」
ここには、すでに3回以上は参拝しているミモロ。でも夜訪れるのは、初めて・・・。長い石段には、灯りがともされ、幻想的な雰囲気に・・・。
「ふ~もう少し~」
お友達とゆっくり上がります。でも、台風が接近しているのか、ム~として暑さが身にへばりついてきます。
境内では、夜7時から「火渡り祭」が行われ、修験者の読経と太鼓が響き渡っています。
「なんか迫力あるね~」と初めて参拝するミモロは、驚いて、しばらく立ちすくみ、じっと火を見つめます。
「ミモロちゃん、火渡りをする前に、本堂に参拝しましょ」とお友達。「う、うん~」と、ミモロは、我に帰り、お友達の後に続きます。
「すご~い。火が燃えてる~。あの上、裸足で歩くの?」と、ちょっと心配そうなミモロ。
そう、「火渡り祭」は、護摩木が祈願された護摩壇の火伏の儀などを経て、その残り火で火床を作ります。その後、安全を確認した後、参拝者は、その上を裸足で渡り、身を穢れを祓い、無病息災を祈願します。
ミモロたちが、ここに到着したのは、8時ごろ。すでに多くの参拝者が、長い列を作り、火渡りする順番を待っていました。
その横を抜けて、ミモロたちは、まず本堂へ。
高野山で修行した朋厚房正禅法師は、さらなる修行の地を求め、この地に至り、山の洞窟に不動明王を祀り、享保3年〈1718〉に「狸谷山不動院」を開山しました。
この日、本堂に祀られる「不動明王」に参拝したミモロ。「すごい眼が光ってる~」その迫力あるお姿に、圧倒されたよう。じっと見つめて動きません。どうしたの?ミモロ・・・「なんかすごいパワー感じちゃった~」とボ~っとした表情。
参拝を終えて、本堂そばの売店へ。「前にも来たでしょ、ネコちゃんなのよね~」と、ミモロを覚えていてくださったお寺の方。「はい、前にも参拝しました~。でも火渡り祭初めてなんです~」とミモロ。
そこにいた修験者の姿をしたクマちゃんと仲良しに。
そして「火渡り」をするとき、手にもつ御幣を求めます。
「これ持つんだって~」
いよいよ火渡りを場所へ。サンダルを脱いで、火床の上を進みます。
「ミモロちゃん、大丈夫…。ゆっくり進むのよ~」とすでに経験済みのお友達。「うん・・・熱くないかな~」と心配するミモロ。
山伏さんに促され、ミモロは、火床を進みます。「熱くない・・・」歩く場所は、やけどしないよう安全な温度。渡り切って、嬉しそう・・・。
ミモロたちは、ほとんど最後の参拝者に・・・。
「これどうぞ~」と、火渡りをする場所の四方を囲んでいた大きな御幣をいただきました。
「え、いいんですか?ありがとうございます」
黄色のご幣は、南を守っていた「茶利明王」の文字が書かれています。この明王は、さまざまな障害を排除し、煩悩や悪行など自分自身に内在する障害を祓ってくださいます。「お家の南にお祀りしよう~」と思わぬ贈り物に感激するミモロ。
また、参拝者には全員、団扇とステッカーが配られました。「かわいいタヌキだ~」と、こちらもうれしい贈り物。
「また来年も来ましょうね~」とお友達。「うん!」と、初めての「火渡り祭」に感激したミモロでした。
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