2月11日まで、京都岡崎の「みやこめっせ」の地下1階にある京都伝統産業「ふれあい館」のイベントルームで、「京友禅 技の公開と体験」という「京友禅協同組合連合会」主催のイベントが行われています。


京都の様々な伝統工芸を紹介する「ふれあい館」。ミモロはたびたび訪れています。

この日は、「京友禅の技が職人さんから教えてもらえるんだって~」と楽しみに出かけました。
京友禅は、さまざまな工程を経て、完成します。それぞれの工程には、熟練した職人さんたちの技が惜しみなく施されているのです。今回は、その工程の一部を実際に職人さんの仕事を見学しながら、教えてもらいます。



絵柄を生地に写し、染色する前の作業の「糸目糊置」。布に色を施す「挿し彩色」。図案を型紙に刻んでいく「型彫り」。型紙の上から染料を施す「摺り染」などの技を見学できます。



「ここ何してるんだろ?」とミモロがまず足を止めたのは、「「糸目糊置」の工程です。

糊を筒紙に入れて、図案の輪郭などを描き、染料が滲まないようにする作業です。
布の上に置かれた糊。「わ~ちょっと膨れた感じ…これが色が他に行かないようにしてるんだ~」

「ちょっとやってみますか?」「え?いいんですか?」とミモロは、糊の入った筒紙を一緒に握らせてもらいました。

「押す力、調整するのむずかしい~」と、真剣なまなざしのミモロ。
次は、染料液を生地に彩色する「挿し彩色」です。生地の下には、コンロがあって、染料を乾かしています。


「ここでは、糸目糊置なしでやってるんだって~すごいね~」とミモロ。輪郭は、青花という後で消えるもので描かれています。
「こっちは、型彫りだって~。わ~細かい模様を彫刻刀で和紙から切りぬいて、型をつくるんだって~。わ~難しそう…」


いずれも、熟練した技術が必要な作業です。
「ここはなんだろ?」そこには、家紋が並んでいます。


「ここは、家紋を入れる職人さんのところだ~」

「よかったら、記念に家紋が入った団扇どうぞ~」と言われたミモロ、「え?もらっていいんですか?じゃ、遠慮なく~」と


ミモロが選んだのは、「八坂神社」の神紋のような紋です。団扇に名前も書いてもらいました。
「はいどうぞ~」「ありがとうございま~す」

なかなか職人さんとお話をする機会がないもの・・・。でも、ここでは、作業をしながら、その技術をわかりやすく教えてくださいます。
「職人さんの工房って、なかなか行けないもんね~」そう、ぜひ、実際に素晴らしい技を見学しては?
神社仏閣の観光だけでなく、京都の伝統工芸の技を見学するのは、本当に楽しいものです。
11日まで、入場無料で…
10:00から16:00まで、「ふれあい館」のイベントルームで11日まで開催しています。
「見学だけじゃないんだよね~。友禅挿し色と摺り染めの体験ができるんだよ~」とミモロ。
じゃ、さっそく体験に移りましょう。
ブログを見たら、金魚をクリックしてね ミモロより

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