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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[京の冬の旅」非公開文化財特別公開。「相国寺」の「慈照院」 朝鮮通信使の歴史を物語る品々

2019-02-11 | 寺社仏閣

第53回「京の冬の旅」は、この時期の恒例の「非公開文化財特別公開」です。
今年の見どころは、京都で活躍した絵師や画家にスポットを当てたもの。
期間は、3月18日まで(公開場所により、公開時期に違いがあります)10時~16時に受付です。拝観料は各所600円。

「さぁ、今年もいろなんところ拝観に行こう~」と、ミモロは、時間を見つけては、京都各所を回ります。

まず初めに訪れたのは、「京の冬の旅6年ぶりの公開」となる「相国寺」の塔頭「慈照院」です。
  
「やっと到着~」。今出川通から「相国寺」の境内に入り、そこから境内を北に進み、境内を出て、鞍馬口方向に進んだところにあったのです。
「相国寺って、広いお寺だからね~」今出川通から入ると、10分ほど歩くことになりました。

門をくぐると、そこには、枯山水のお庭が広がっていました。

その石畳を歩き、受付のある建物へ進みます。

「中にも、素敵なお庭があるんだ~」


本堂に進むと、そこに広いお庭が…

船をかたどった「陸船松」という枯山水のお庭です。

「相国寺」は、臨済宗相国寺派の大本山。山内には10以上の塔頭があり、山外には、金閣を有する鹿苑寺、銀閣を有する慈照寺、真如寺があります。

「う~広いね~ここも~」とトコトコお寺の中を歩きます。


「慈照院」は、初め「大徳院」と称され、室町幕府の8代将軍足利義政の菩提寺になりました。また桂離宮を造営した桂宮智仁親王や智忠親王とのゆかりも深く、桂宮家の菩提所にもなった皇室との繋がりもあるお寺です。

ここで公開される文化財は、江戸時代に日本を訪れた「朝鮮通信使」が滞在した折に、交わした詩文など。平成29年に「朝鮮通信使に関する記録」がユネスコ世界記憶遺産に登録されたことを記念し、このお寺の僧に贈った巻き物や詩文などが公開されています。

「あの~朝鮮通信使ってなあに?」とミモロ。朝鮮通信使あ、将軍の就任などのおりに、朝鮮国王の親書を携え来訪した使節で、通信使という名称は、信(よしみ)を通じるという意味で、連絡する通信ではありません。

「日本は、鎖国してたのに、親交があったんだ~」とミモロ。そう、江戸時代には、12回来訪しています。一行は、プサンから対馬を経て、大阪に入り、京都を経て江戸に向かいました。その人数は、500人にも及んだそう。

そんな朝鮮通信使の貴重な資料が公開されています。写真撮影は禁止なのでご紹介できず残念・・・

「あっちに、お茶室もあるんですね~」


公開では、桂宮の学問所として建てられ、後にここに下賜された書院も見学できます。
「桂離宮とおんなじ建材でできてるんだって~」


*「慈照院」京都市上京区相国寺門前町703

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